不器用な想い ＊朔間凛月 【ハナココ様リクエスト】 ページ33
「A、凛月と何かあったのか？」
朝早く、教室で机に突っ伏していると真緒が聞いてきた。まだ凛月の姿はない。そもそも凛月を避けて学院に来たのだが。
「見りゃわかるでしょ…。喧嘩よ喧嘩」
察しろ、という意味を込めて真緒を睨んだ。真緒は苦笑しながらさっさと謝れば、と言った。
「私はまだ怒ってんの、多分。なんで凛月が怒ったのかも分かんないしさぁ！」
まえの席の椅子をガン、と蹴ってから立ち上がり、真緒の肩をがっちりとつかみ、力任せに振る。前後左右、真緒が揺れる。
「あーもー止めろって。…っていうかA、隈が酷いぞ。ちゃんと寝てんのか？」
肩をつかんでいた手をやんわりと引き剥がしながら真緒が言う。力では男子に勝てんな、相変わらず。そんなことを思いつつも睡眠時間はバッチリ４時間、と答える。
すると思いっきり苦笑された。
「…で凛月に構ってやらなかったんだろ、どうせ」
「……あ」
ようやく理解した私に真緒は呆れた顔で早く仲直りしろよ、と言った。
＊ ＊ ＊
放課後。私はガーデンテラスにいた。少し離れたベンチには凛月がいる。横になっているから、寝ているのだろう。
起こさないように忍び足で近づく。ベンチに座り、凛月の頭を撫でた。
「ごめんね、凛月。心配してくれたんだよね、寂しかったんだよね」
小さく呟けば、頭を撫でていた手を掴まれた。
「やっと分かったの〜？」
え、と言えば凛月が起きていた。
「A、働きすぎ。いつだって仕事仕事…。俺に構ってくれなかったじゃん！…寂しかったんだよ」
冷たくしてごめん、そう言ってゆっくりと体を起こした。優しく私を抱きしめ、ごめん、と言う。
「凛月が謝ることじゃあないよ。…これからは気を付けるね」
抱きしめ返して言えば、凛月は作戦通り、と言いたげに笑った。
「んじゃ、今日はこのまま帰って俺と寝よっか」
…きっと、拒否権はない。
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遅くなって申し訳ありませんでした！ツンデレになってません！いざ書こうとしたら難しくて…「ツンデレとはなんだろ？」って状態までいってしまいました。
本当に申し訳ありません。リクエストありがとうございました！
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水｡(プロフ) - リクエストありがとうございました！ゆうたくんが可愛くて発狂しました!!← 本当にありがとうございます(*^^*) (2018年3月10日 20時) (
レス) id: 175adf3f0e (このIDを非表示/違反報告)
ハナココ - ありがとうございます！とても嬉しいです♪キュンってなりました！ホントにありがとうございました！ (2018年3月3日 0時) (レス) id: 28badfe39b (このIDを非表示/違反報告)
サクサクプリンsakuya(プロフ) - 藍刻 零紗さん» すみませんでした！ちゃんと読んでなくて・・・リクエストは無しでいいです！すみません (2018年2月28日 22時) (レス) id: 414fad58e0 (このIDを非表示/違反報告)
藍刻 零紗(プロフ) - サクサクプリンsakuyaさん» 申し訳ありません。今はリクエストを停止しております…。(詳細は【作者より】お知らせと相談っぽいもの。のところに書いてあります) (2018年2月28日 15時) (レス) id: caba9fa115 (このIDを非表示/違反報告)
サクサクプリンsakuya(プロフ) - リクエストでみかちゃんお願いします！シチュエーションはおまかせします！ (2018年2月28日 5時) (レス) id: 414fad58e0 (このIDを非表示/違反報告)
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