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「じゃあね、あとは二人で。…ここには誰も来ないようにしておくから安心してね。」
そう言って英智は出ていってしまった。
なんとなく、気まずいんだけど。
何を話せばいいんだろう。
なんて思っていると、
「英智と何を話していたんですか?」
いつもより声を低くして、聞いてきた。顔もいままで見たことない。怒ったような表情だった。
少しだけ、怖い。
そして、答えに困る。渉のことを相談してた、なんて恥ずかしい。
「私には言えないことなんですか?」
答えないでいると、今度は表情を一変させ、悲しそうに聞いてきた。
私はそういう表情に弱い。だから、
「最近、渉があんまり関わってこないから…嫌われたのかなって、英智に相談してたの。」
正直に答えてしまった。顔、赤くなってるかなぁ?
すると渉は、私に近づく。あと一歩で触れる、というとこまできた。
「そんな事を思わせてしまったんですね。私としたことが…。」
申し訳ありません、渉は言う。私はいいよ、と言おうとした。けれどそれよりも先に、渉が続けた。
「Aが最近、友也君や零に甘いので…見ていて、とてもモヤモヤして、そんな時にAに会ってしまうと、酷いことをしてしまうような気がして。」
ここまで言われ、ようやく私は英智が言っていたことを、渉があんまり関わって来なかった理由を理解した。
──嫉妬、だったのだ。
渉が嫉妬するとは思わなかったから、驚いた。
そんな私を見て、渉は、
「私だって、心があります。」
一歩、距離を縮め、抱きしめた。
「私だって嫉妬くらい、するんですからね。」
私も抱きしめ返し、
「ごめんね。もうちょっと、気を付けるから。」
そう言った。
「えぇ、そうしてください。…次、私が我慢できるとは限りませんので。」
ちゅ、渉は優しくキスをしてきた。
そんな渉に
「渉になら、なにされてもいいけどね。」
と言った。
すると、渉は顔を真っ赤にして、
「Aはせっかく人が我慢したというのに…。なら、私の好きにさせていただきましょうかねぇ。」
手を引っ張り、ソファーに私を押し倒した。
その後何をしたのか?…それはご想像にお任せするね。
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リクエストありがとうございます!こんな感じで良かったでしょうか?日々樹さん、難しい。
たっぷり甘える*深海奏汰 【むらさき★パンダ様リクエスト】→←鈍い私と優しい道化*日々樹 渉 【藍羅様リクエスト】
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水。(プロフ) - リクエストありがとうございました!ゆうたくんが可愛くて発狂しました!!← 本当にありがとうございます(*^^*) (2018年3月10日 20時) (レス) id: 175adf3f0e (このIDを非表示/違反報告)
ハナココ - ありがとうございます!とても嬉しいです♪キュンってなりました!ホントにありがとうございました! (2018年3月3日 0時) (レス) id: 28badfe39b (このIDを非表示/違反報告)
サクサクプリンsakuya(プロフ) - 藍刻 零紗さん» すみませんでした!ちゃんと読んでなくて・・・リクエストは無しでいいです!すみません (2018年2月28日 22時) (レス) id: 414fad58e0 (このIDを非表示/違反報告)
藍刻 零紗(プロフ) - サクサクプリンsakuyaさん» 申し訳ありません。今はリクエストを停止しております…。(詳細は【作者より】お知らせと相談っぽいもの。のところに書いてあります) (2018年2月28日 15時) (レス) id: caba9fa115 (このIDを非表示/違反報告)
サクサクプリンsakuya(プロフ) - リクエストでみかちゃんお願いします!シチュエーションはおまかせします! (2018年2月28日 5時) (レス) id: 414fad58e0 (このIDを非表示/違反報告)
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