おわり ページ39
口から出る言葉が止まらない。
まだ彼が言ったことを処理しきれていないのに、
脳はまだ戸惑ったままなのに、
『僕が、すきなのはきんさんだもん…』
「…えっ!??…ぶ、ぶるーく、?え、それ、ほん、」
『ホントだよ!!』
人が、どんな想いで、君の言葉を、聞いてたか。
勝手に終わらせようとした君には分かるまい。
こんなにも、甘くて、どうしようもなく愛おしい。
この気持ちが。
君の想い人は僕じゃない。
そう思って少し潤んだ瞳の原因は今はもう違う。
人の話を聞かずに終わらせようとした罪は重いぞ?こんな大切なこと。
よし。君への当てつけに調子に乗っちゃお。
『だから、ね。きんさん。ちゃんと言って?』
「っぁ〜〜〜もー!かっこ悪いじゃんこれ〜〜〜」
「…ぶるーくさんがすきです。付き合ってください。」
『っ〜〜はいよろこんで!!!』
「うわ!?」
面と向かって言われると思ったよりくるものがあったので赤くなりそうな顔を隠すために君に飛びついた。
まぁ僕の方が背でかいんだけど。
「ぶるーく?」
『他の人の名前出てきたらどうしようかと思った』
「俺から言いたかったのにな〜〜」
『毎日言ってくれたらそれでいいよ』
「毎日!?いや、まぁそれでも足りないけど…」
『!?そういうとこなんだよなぁ!!!』
「いたっ。ちょっと背中バシバシするのやめて!」
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こんなんでいいのかな!?!?
沢山ハートがついててびっくりしましたありがとうございます!!!🫶🫶
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作者名:白身 | 作成日時:2022年3月4日 17時