おわり ページ30
『ちょ、なかむ、近いって、!』
「わかんないのかって聞いてるんだけど」
『…アレ、、おれ…のこと、?』
「そうだよ。心の声まで聞こえといてそんなわかんないの」
わかんないよ、
『そ、そういう嘘でしょ??また俺で遊んでんだろお前!離せ!』
そんなの、
「は?もう怒ったから離さない。」
『は!?おい、!離せって!!』
「きりやん、」
『…なに』
「ちゃんとこっち見て。」
『……』
「俺嘘言ってるように見えるの?」
かち合った空色に穿たれて、
恥ずかしいのに、
合わせたくないのに、
どうにも目を離せなかった。
『みえ、ない』
口を開くのがやっとで。
無理矢理合わせられた視線をぎこちなく逸らす。
すると前から少し大きめに息を吸う音が聞こえる。
「…ねぇ。きりやんが、すきです。付き合ってください」
『!!』
…はっきり言われるとは思っていなかった。
別にこの好意が嬉しくない訳じゃない。
でも、やっぱり、
『わかんないよ、』
「…なにが?」
『ぜんぶ。どう答えたらいいかも、わかんない』
「……でもきりやん、嫌じゃなさそうだよ」
『え、?』
する、となかむの手がこちらに伸びてきてそのまま頬に当てられる
「告白、嫌だった?」
さっきまで強気に来てたくせに、
今では弱々しく首を傾げている。
『…やじゃない』
ずるいな。
「じゃあ、俺じゃだめ、?」
『ずるいよ…それ……』
色んな気持ちでいっぱいで、頭がぐちゃぐちゃで。
当て付けのつもりでほぼ倒れるように抱きつく。
『いいよ、ばか』
「めっちゃツンデレじゃん。」
自分の背中に手が回される。
『うるさい』
「きりやん」
『なに』
(すきだよ)
ちょっぴりいじわるな君の頭の中は、
俺のことでいっぱいでした。
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あとがき的な
nkは相手と見つめ合えてるときだけ、
krは一定の距離の人間だけの声が聞こえる体で書いてました。
個人的に良くかけたとおもいます(現時点)(当社比)
ところでこれは勉強会の話です勉強しろー
書き直し致しました(6/30)
誤字ナオシマシタ…
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作者名:白身 | 作成日時:2022年3月4日 17時