いじわるあの子の頭のなかは(nkkr) ページ21
さて、いきなりだが超能力は本当にこの世に存在するのだろうか。
物を浮かせられたり、体が透けたり、ビームが撃てたり、
人の心の声が聞こえたり。
そんなこと本当にあるはずがない。
科学的根拠とか言う前にまず人間である自分自身にそんなもの実装されていないし。
ちなみに周りの人間だってそう。
聞いた事ねぇよ。
朝起きて家族と接した時から何かおかしいと思ってた。
いつもよりなんか騒がしい気がした。
そして聞こえたはずの声に反応をすれば驚かれたので何事かと問えば口に出してないのによくわかったねとの事。
いや、は?????
言ったじゃん……今日の夜ご飯はハヤシライスかカレーか悩んでたじゃん……俺ハヤシライスがいいな…
喋った喋ってないと口論を続けたが折れてしまい、全くもって納得できないが時間は迫ってくるのでそのまま準備をして家をでる。
というか心の声と現実の声の区別つかないの不便すぎでしょ。なんだこれ。
悶々とこの異常事態について考えていれば後ろから声が。
「きりやんおはよーーー!」
『おはよ。ぶるーく』
「なに??元気ない感じ??」
『いやそうじゃないけど……』
(変な寝癖……うける。写真撮ったろ)
『撮るな』
「えっ??」
『あ、』
「え、いま僕声出てた??w」
『ぅ、あ、いや、うん(震)』
「あは、嘘じゃん。なにテレパシー???」
『そう俺神だからさ』
「は?」
『え?』
「うん。珍しいね。スマイルならまだしも」
『うわスマイルと一緒にされたもうだめだ』
「やーいすまいる」
『それは違くね??』
「あれきんさんじゃん」
『逸らすな』
「ちょっとやんさんの寝癖の話してくるわー。じゃ。」
『は??おいそんなこと言いふらすな!!』
高めに喚いてみても自由人な彼は止まらず。
去り際に
(休み時間どっかで写真撮ってやろ〜〜〜)
って言ったのばっちり聞こえてるからなもう二度と俺のクラス来なくていいよおまえ
あと普通に会話してたけどこの人帰り本屋寄って買う本のことも考えてましたねこわ。
そんなに俺と話すのつまらんか。なぁ。
✄-------------------‐✄-------------------‐✄
かいてるやつが独り言多いやつだからやんさんにも憑依されてますね。ごめんなさいね()
8人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:白身 | 作成日時:2022年3月4日 17時