もう君を愛せない

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朝食を食べ終えて合同説明会を行う会場に行く


ちらりと照の方を見ると

紺色のスーツをきたサラリーマンの照がいた


…昨日の夜は甘えてきて凄い可愛かったのに

こんな変貌を遂げるのか、すごいな


ゴツゴツした手を握りたくなるけど

もう会場の中だし、仕事だし、

そういう甘えは禁物。頑張ろう


1人意気込んで資料配りをする向井のところへ向かった




深「俺も手伝いますよ」


向「あ、昨日の！ほんまですか？

じゃあ、あっちの席の方にお願いします！」



朝早くの会場で向井は何百もある椅子の上に資料を黙々と置いていた

頑張ってて偉いな



岩「ふっか、俺もやるよ」


深「いいよ。照は溜まった仕事あるでしょ

それやってなよ」


岩「いやふっかもあるじゃん。一緒でしょ

手伝わせてよ」



相変わらず優しいな


そういうから俺は何十枚か照に渡した。






向「あ、僕知り合いにもう一つ資料預けてるんでそっちもらってきますね」


深「わかりました。」




向井が昨日とは違う黒の綺麗なスーツを着ていた。

皺一つないそのスーツを見て、また一つ思い出す







阿「あ、昨日お酒飲んだでしょ！スーツくさい！」

深「そう？でも今日俺これでいくよ」

阿「え！だめだよ！俺の着てって！」

深「えー…わかったあ」



亮平のスーツはいつもいい匂いだった

一緒に暮らして一緒に洗濯してるはずなのに

亮平の匂いがする


そのスーツを羽織って出勤した時はすこぶる機嫌がよかったな




結局俺って、

なんでもかんでも思い出しちゃうんだな




照「ふっか。」


深「ん？」


照「今日、説明会終わったらまた美味しいもん食べに行こうな」


深「あ、あと舘様にもお土産買わないとな！」




早くこの説明会終わって欲しい

それではやく照で満たされたい







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