― drip ― (ページ7)

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2. folly us ページ7

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　『はぁ...んんっ.. オッパ』
　「っ..は」

ねえ。俺は何番目？

妬いたことを示すように行為を激しくさせると、また小さく渇いた声が聞こえる

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ「え、まじでやってんの？」

　「俺も興味本位だったんだけどさ、ほんと可愛いから。」
　「本気？」
　「まあお前も一回やってみ」

同僚のチャニョルがやけに勧めてくるのは “パパ活”
もちろん自分たちがパパのほうなわけで、なにを機に興味を持ったがしらないけどやたら勧めてくる。

はじめはまじでスルーしてた。興味ないし。
でもチャニョルが気分よさそうにしてたりなんか嬉しそうな日は、聞けばそのパパ役をすることがある日らしくて。

ハッピーウイルスがさらにウイルス振り撒く位だし、自分が少し気分の凹むことがあったから勢いでそのチャニョルが勧める(男だけが金を払う少し高めの)サイトに会員登録して日にちまで決めてついに今その日。

　『えっと..ビョンベッキョンさん？..』

　「はい！そう、ビョンベッキョンです」

いつもの営業スマイルで返事すれば、尋ねてきたのは小柄でショートカットの女の子。名前はお名前ちゃん。うわぁ素朴、これは可愛いわ

仕事で見る女は顔は良くても汚いくて下品だから好きじゃない。まあ人のこと言えないけど。この仕事してたらそんな派手な女しか寄ってこなくなってきて正直ウンザリだった。

この仕事ってまあ、ホストね。同僚のチャニョルは同じクラブで働くホスト仲間のチャニョル。

だから、目の前のこの子がすっげえ可愛いくて仕方ない。

　『髪色きらきらだ』
　「この前染めたんだよね、シルバーやだ？」
　『ふわふわですごく似合ってます ! 』
　「ほんとに～？」
　『ほんとです ! 』

きらきらとかふわふわとか他にも可愛い擬音語いっぱい使って沢山話してくれる。全然想像と違った。パパ活って会ってすぐ金払って女の子と行為するだけのことだと思ってたから

　
　「次はどこいこっか」
　『えっとね～..』

スマホを弄って行き先を探すお名前ちゃん。ショッピングしたり散歩したり、今までしてこなかったデートをしていて。車乗ってこりゃよかったな～なんて。