おっぱ(兄)とおっぱ(彼氏) (ページ24)

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24. ページ24

『ぎょんちゃんはどう、なの？』

　とりあえずこの静まりをどうにかしないと、とぎょんちゃんに話を振る

GS「いるよ、僕も」

　え！？いるの！？

　予想外の答えに言葉が詰まる

　『そっか...二人ともうまくいくといいね..』

　私がそう言ってる間も目があってる2人

　これ絶対あれだよ。ライバルだよ！！
　思わぬ展開にどうしようもなくなって

　『..そろそろ帰ろうかな...?』
　
　ちょうど0時を回ったところで、逃げるように帰る支度をして

　『ぎょんちゃん、またチャニョルオッパお願いしていい？毎回ごめんね？』

　がんばって話を逸らす

GS「今日はベッキョナが起きてるからまだマシだよ」

BH「おれだってつぶれない事もあるわ」

　良かった、2人とも笑ってる...

　『じゃあね！おやすみ！』

　2人の返事も聞かずにお店を出てすぐタクシーを拾って乗り込む

　わたしすごい余計なことした気がするなあ..

　2人の仲が悪くなっちゃったらどうしよう、とかぐるぐる考えてたらセフンオッパの家に着いて

　中に入ればセフンオッパの匂いに安心する。

　『まだ帰ってないよね...』

　もしかしたら、って思ってた分またすこし寂しくなる。

　たぶん朝方まで帰ってこないだろうけど、

　さっき渡しそびれたプレゼントのオッパが好きなブランドのネクタイとネクタイピンを机の上に置いて、テレビをつける

　

SE「名前」

　オッパの声で、自分が寝てたことに気づく

　『..オッパ、おかえり』

SE「来てたなら連絡してくれたら良かったのに..」
SE「遅くなってごめん」

　『いいの！楽しかった？』

SE「うん、楽しかったよ」

　ほんとごめん、と謝るオッパにはい、とプレゼントを渡す

SE「..うわぁありがと..」

　いつも感情をあんまり出さないオッパが嬉しそうにしてくれて、わたしも嬉しくなる

SE「ほんとにありがとう」

　『おめでとうオッパ』

SE「僕がいなくてもちゃんと大学通ってね？」

　『うん、がんばる』

SE「毎朝迎えに行こうか？」

　『大丈夫だよ、』

　強がって言ったけどもうオッパ登校できなくなるんだと思うと、寂しくなってきて視界がぼやける

SE「泣かないで..」

　そう言って、優しく涙をぬぐってくれるオッパ

　そしてわたしをぎゅっと抱きしめて

SE「行けるときは迎えにいくから」

　『へへ、ありがと』

SE「..やっと笑った」

　パーティの写真を見せてもらって自分も来年が楽しみになる。

　