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異国の地、ドイツに来たのには特に意味はない。


ただ昔、母親がドイツ語を話してて

それが妙にかっこよく見えて

少しだけ教えてもらってたから。



ただのそんな理由だ。

言葉が話せればなんとかなるんじゃないかって。




だけど正直そんな甘い考えで

何も知らないところで

こんな自分が生きて行けるなんて思ってなかった。




そんな感じで自身もなくやってきたドイツだけど



ドイツの人たちは

優しかった。

あたたかかった。





やっぱりドイツはソーセージかなって買いに行けば

ソーセージに合うビールはこれだぞーって

注文したものにそのビールと合うやつをサービスしてくれて




せっかくだから少し苦手だけどビールも買って

ひとりでドイツ生活のスタートを祝って。



日本だと他人の目が痛いなと思うけど

ここじゃそんなこと全くない



知り合いもいないし

もちろん友達もいない



まあそれは昔からか。




でもひとりで生きてくには

幸せすぎる環境だ。

4→←2 atsuto side



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作者名: | 作成日時:2013年12月14日 17時

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