検索窓
今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:39,492 hit

16 ページ16

『〜〜〜〜〜〜〜〜〜』



空港のアナウンスが


日本行きの便の案内を告げる。





飛行機に乗って長い長い空の旅。




その間明日行われるであろう


"レコーディング"の楽譜に目を通す。


イヤホンからはデモテープが流れる。




さすがになにも勉強せずにレコーディングにはいけない。



というか、はやく終わらせてはやく帰りたい。



それだけだ。







『〜〜〜〜〜〜』



着陸のアナウンスが流れている。




いつの間にか眠っていた。








搭乗口を出て

とりあえず今日泊まるホテルを探さなければと考えながら



『内田選手!今回の帰国は何日ほどですか?』

『内田選手!最近の調子の方は!?』

『内田選sh『内田選手!』



"ウチダ" ?



昨日聞いた名前が聞こえる。


いや、"内田"なんて何人もいるでしょ。





そういえばサッカー選手だと言っていた。


"内田選手" ?







昨日出逢った


"聞き惚れた"


とさりげなく言って笑った





あの人かもしれない。






けれど自分にはそれを確認する勇気はない。





確認してどうする?









もう私とは関係のない人だ。









と分かっていても、





なぜか胸の鼓動は激しい。

17 atsuto side→←15



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.2/10 (28 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
50人がお気に入り
設定タグ:音楽 , 内田篤人 ,
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2013年12月14日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。