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すべてが終わった後、勝己は意識を失ったままのAを担いで、リカバリーガールのもとへ行った。
「ん？どうしたんだいこの子…精神的な問題が大きいみたいだけど…」
この娘もお前も、1-Aなんだろ？怪我とかはなくて本当に良かったよ。リカバリーガールにそう言われ、勝己はほっとした半面、複雑だった。
…精神的な問題とやらが何なのか…
…好きな人のことについては気になってしまうのが男の性だ。
そして…Aが意識を失っているところを見て、ヴィランに自身が殺されそうになったときよりも血の気が引いた。
…何よりも、Aを失うことを考えるのが怖かったからだろうか。
「今日中に目覚めることはないだろうけど、そばにいてあげんさい」
好きなんだろう？彼女のことが。そう言い残すと、リカバリーガールはクラスメイトの治療に行くのに、保健室を出て行ってしまった。
それからしばらくして。
「爆豪か」
「…なんだよ半分野郎」
焦凍が保健室に入ってきた。
「…いや。Aの様子見に来たらお前がいた。それだけだ」
焦凍がそう言ってから、しばらく沈黙が続く。
だがその沈黙を破ったのは、焦凍の方だった。
「爆豪…お前、本心はAのことどう思ってる？」
「あ？」
「…本気で好きなのかって聞いてんだよ」
焦凍は少し照れながらもそう聞く。
「俺は…好きだぞ。昔からな。」
そう言った焦凍のその目は本気で、あの勝己が圧倒されそうな程だった。
「は…？ざけんなよ半分野郎、俺だって好きだわ…じゃなきゃ寄ってくる男全員脅したりしねーし…」
勝己もそう言うが、後半はどんどん声が小さくなっていた。
「…そうか。Aが小、中で彼氏できなかったって嘆いてたのは爆豪…お前のおかげだったんだな」
焦凍はふっと笑ってそう言う。
「んだその言い草は！譲る気はこれっぽっちもねぇからな」
「…それはこっちのセリフだ」
…悔しいが、今日は爆豪がAを助けたことに免じて俺は帰るよ。邪魔したな。焦凍はそう続けると、保健室を出ていく。
イレイザーヘッドはリカバリーガールの手に負えない為、病院に送られていて、保健室には眠るAと勝己のふたりきりだった。
勝己はAの手と自分の手を絡めると、その手を自らのおでこの方に持っていく。
…言われなくても分かってんだよ。自分でも。
こいつがムカつくほどモテることも。
…そんなAに、もう死ぬほど惚れてるってことも。
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no name(プロフ) - まだ読んでいないので申し訳ないのですが、夢主ちゃんの名字はなんて読むのですかっ？ (2021年9月22日 13時) (
レス) id: b6b1793042 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぴ - 間違えました、お言葉じゃなくて「お小言を」でした (2021年5月17日 0時) (レス) id: e740e61b6c (このIDを非表示/違反報告)
ゆぴ - 最初の「お言葉」って13号さんのやーつじゃないですか笑笑（語彙力なくてすいません (2021年5月17日 0時) (レス) id: e740e61b6c (このIDを非表示/違反報告)
エレン - 13号は男です。 (2019年1月20日 2時) (レス) id: 9cf5f7dc68 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - リっちゃんさん» はじめまして、コメントありがとうございます！いい人だなんてとんでもないです、あんな失態を晒して、更にはいろんな方に多大なご迷惑をおかけしてしまう事態となりましたが、そう言っていただけると非常に嬉しいです！ぜひこれからも宜しくお願いします！ (2018年12月7日 16時) (レス) id: 5ef8f6c403 (このIDを非表示/違反報告)
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