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翌日。


呪術高専の教員や関係者が集まって、先日の襲撃に関する会議を開いていた。


「…続いて、人的被害です。


2級術師3名、準1級術師1名、補助監督5名、忌庫番2名…高専に待機していた術師で、五条さんや夜蛾学長と別行動だった方たちもですね。


家入さんの報告待ちですが、以前七海さんが遭遇した呪霊の仕業で、ほぼ間違いないかと。」


伊地知の報告に、五条先輩はちっと舌打ちをする。


「この件って、学生や他の術師と共有した方がいいですかね…」


そう歌姫先生が問うと、楽巌寺学長や夜蛾学長は「…いいや」「上で留めといてもらった方がいいだろう。呪詛師界隈に、特級呪物流出の確信を与えたくない。」と答える。


その答えに、昨日七海にペラペラと話してしまったAは思わず冷や汗をかいた。


…でも、あれは七海がもうその話を知っていたからセーフじゃない?


「捕らえた呪詛師は何か吐いたか?」


夜蛾学長の問いに、伊地知は「え〜…口が堅いわけではないのですが、まともじゃない…要領を得ない発言が多いです」と答えると続けて、


ただ、件の襲撃に関して、『自分は取引の上、命令されてやったに過ぎない』とのことで…」


と軽く説明した。

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作者名:レイ | 作成日時:2022年3月18日 1時

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