【名探偵コナン】ゼロの紅一点【降谷零】

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「だが、もうすぐ組織のやつらがここに来るだろう。足音が聞こえた時に俺が空砲を撃つから、死んだふりをしてくれ。」


赤井がそう言うと、緑川は戸惑いながらも「あぁ…分かった」と返事を返す。


そうして話をしていた時、カタカタと足早に階段を登ってくる足音が聞こえた。


それに二人はさっと後ろを振り向く。


「…手筈通りにな」


「…分かった」


そして緑川がふっと笑ったのを見て、赤井は空に向けて空砲を一発撃つ。


緑川はその場に倒れ込んで、死んだように見せかけた。


そしてドアが開くと、そこにいたのはバーボンだった…＿


…


「っと。ここからはポアロの彼の言う通りさ…」


秀一さんはそう言うと、肩を竦める。


「にしても赤井さん、ゼロがスパイだったって知ってたんだな」


緑川が秀一さんの方を向いてそう言うと、秀一さんはふっと微笑んだ。…いつも思うけどこのふっと微笑んだ表情イケメンオーラ満載なんだよね。


「あぁ…あの時の君への入れ込み様もあったしな。組織のころから疑ってはいたよ」


「あーそういえば俺まだゼロの喫茶店員姿見てねぇな〜…」


緑川が思い出したようにそう言うと、Aはぱんっと手を叩いた。


「また近々行こうよ！三人でランチにでも」


((…殺されそうな気がするけどな))


だが秀一さんと緑川はそう思って苦笑い。


…にしても、さっきまでいた小学生くらいの子供がいなくなってる…

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