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その声に驚いてばっと後ろを振り返ると、ひどく懐かしい彼がそこにいた。


「れ、零…久しぶり」


「…そうだな。でも、四年ぶりに会って早々アホ面がなんとかって言われるとは思ってもみなかったよ」


零はそうは言うが、どこか嬉しそうだ。


そんな彼を見て彼女は懐かしむように柔らかく微笑んでいると、ばっと手を引かれ、難なく彼の腕の中に収まった。


「…逢いたかった」


零は耳元で囁くように言う。…これだから天然タラシは。警察学校での耐性がなかったら私、一瞬で惚れてたかも。恋愛的な意味じゃないのは分かってるけど。


「…私も。やっぱ零いないと寂しかった」


もちろん本心。あの頃が楽しかったから…向こうでも時々零や…松田、萩原達のことも思い出す。


そういえば、そのうち松田達にも逢わないと…爆発物処理班で元気にやってるって風の噂で聞いた。


「嘘つけ。滅多に連絡も寄越さなかったくせに」


零はそう言うが、こうして無事帰ってきたことに酷く安堵した表情だ。


「いやぁー連絡出来なかったのは忙しかっただけで……そりゃあ寂しいよ。」


そう言いながらも、そういえば零のアホ面、見れなかったな…なんて。


…にしても、視線が痛い。


見かねた風見がこちらへ来る。


「降谷さんに堂本さん、いちゃつかないでくれますか?」

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(・ω・) - 面白いです!更新楽しみに待ってます!! (2018年5月3日 18時) (レス) id: 65d2e31131 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - ユリアさん» コメントありがとうございます…!めっちゃそれなです!そのシーンは劇場でほんと息止まりました笑あの指はやばい!!(私も語彙力なくて申し訳ないです) (2018年4月26日 22時) (レス) id: 5ef8f6c403 (このIDを非表示/違反報告)
ユリア(プロフ) - こんばんは!私もゼロの執行人観ました…!!あの、安室さんの、恋人のシーンでギアとハンドルに手をかけるときのかけかた半端なくないですか!?(文章力なくてすいません!) (2018年4月25日 21時) (レス) id: 948ea5509c (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 華さん» コメントありがとうございます!ねー!ほんと何回でも見たいです! (2018年4月16日 5時) (レス) id: 5ef8f6c403 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - ☆Ø☆彡.。さん» コメントありがとうございます!めっちゃそれなです!!あれはやばかった!!もう何回も惚れ直しちゃいました笑 (2018年4月16日 4時) (レス) id: 5ef8f6c403 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レイ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年1月11日 0時

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