【名探偵コナン】ゼロの紅一点【降谷零】

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米花ショッピングモール内のカフェにて。


約一年とちょっとぶりにジョディと再会した。


「Hi,A。元気にしてた？」


ジョディがそう声を掛けると、Aはぱぁっと表情を明るくさせる。


「うん、ジョディこそ、どうして日本に？」


「例の組織が日本に拠点を移したっていうから、日本警察には極秘で捜査しに来てるの。だから私たちがここで捜査していることは内緒にしててね…表向きはFBI捜査官が休暇を使って日本を観光している設定だから」


それに彼女はやれやれ、というようにジョディを見る。


「了解…でも、わざわざ捜査しに来ていることを秘密にすることはないんじゃない？私がFBIに出向に行ってからFBIと公安警察の間柄は少しずつ改善されていってたって言うのに」


それにジョディは「私もそう思うんだけどね…この国じゃあ銃も大々的に使えないし、組織のメンバーも追いにくいし」と苦笑いで言うが、どうやらこれは上の決定なんだろう。


「ねぇ…そういえば、日本にはいつからきてたの？」


「二か月ほど前よ…それで順調に捜査は進んでいたんだけど…」


…そこで秀一さんがキールにより来葉峠で殉職した、と。


だが、彼女も赤井の死については詳しく知らなかった。


ここでその真相について聞いておいたほうが良いと思い、思い切ってジョディに聞いてみる。


「ねぇ…あの日…13日の金曜日…何があったの？」

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