【名探偵コナン】ゼロの紅一点【降谷零】

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その言葉にベルモットは諦めて、大人しく出されたジンを口にした。


「…秘密って、私の何を知っているというの？」


ベルモットのその問いに、バーボンはにやりと笑う。


「組織の人が聞いたら驚くでしょうねぇ…まさか貴女がボスの＿＿だったなんて」


バーボンのその言葉に、ベルモットは息を呑む。


…どこから、その情報を…！


組織内でも知っている人はほぼいないに等しい…ジンでさえ知らないのに…！


「…どういうつもり？」


もう完全にベルモットのポーカーフェイスは崩れている。


「ちょっとした取引をしてほしいんですよ…」


バーボンがそう言うと、更に警戒される。


そんなベルモットにバーボンは「そんなに警戒しなくても、こんなところで下手な騒ぎは起こしませんよ」と苦笑い。


「…スコーピオンを、殺しの仕事から遠ざけてほしい。ボスのお気に入りである貴女なら容易いことでしょう？なんならスコーピオンの代わりは僕が務めます」


バーボンのその言葉に、ベルモットは思わず拍子抜けする。


「スコーピオンを…？貴方もしかして、彼女のこと…」


「…えぇ、まぁ」


バーボンはベルモットに質問に、少し俯き加減でそう言った。


ベルモットはその様子に少し考え込む。


「…分かったわ」

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