工具たちとのお話 (ページ5)

今日:3 hit、昨日:2 hit、合計:3,764 hit

休日～If～やすり&巻尺ページ5

やすり～If～
やすりはあなたとショッピングモールでお買い物をしたかったようです。

やすり「A様に似合う服見つけたんだ！」
ニコニコしたやすりに手を引かれながら歩く。
やすり「これこれ！どう？A様？」
ピンクの花柄のワンピースを持ってきた。
A「可愛いけど、ちょっと派手じゃないかな？」

やすりはブンブンと首を振り、
やすり「A様に絶対似合うと思う！あと、僕とおんなじ色だし。」
えへへとやすりは私に笑いかけた。そのワンピースを買うことにした。

A「じゃあ、あのお店にも寄ってもいい？」
やすり「うん、いいけど…？」

一際目立つかわいいピンクの髪飾りを見つけたので、それを購入して、やすりにプレゼントすることにした。
A「はいこれ。私がやすりに似合うなって思ったからプレゼント！」
やすり「え！ほんとに！ありがとうA様～！やすりすり～」
やすりは私にぎゅーっと抱きつき、溢れんばかりの笑みが溢れている。

やすり「A様を元気にしたかったのに、なんだか僕も元気をもらっちゃったよ。」
「A様、今度は僕とこの服と髪飾りでお出かけしよーね！」
その後もやすりと2人で買い物を楽しんだ。

巻尺～If～
巻尺はあなたと一緒に神社に行きたかったようです。

いつも以上にワクワクしている巻尺。
巻尺「神社はやっぱりたくさんセミの抜け殻がありますね。」
A「ふふっ。巻尺楽しそう。」
巻尺「でも、神社に来たのはもう一つ理由があります。」
私が首を傾げると巻尺は続けて、
巻尺「神社は木々がありますし、心地よい風も吹きます。A様のリフレッシュにもなるかと思い…」
少し俯き加減でこう言った。

A「ありがとう。たしかに空気も澄んでて気持ちがいいなー！」
巻尺「それは良かったです。」

巻尺はあなたの手を取って、
巻尺「僕は他の皆さんよりは強くはないですが、A様を大切に思ってる気持ちは、他の皆さんよりも計りきれないと思います。」

巻尺「A様、座って。」
そう言われて、神社の中の石畳に座ると、巻尺は前に立ち、頭を撫でできた。
巻尺「キリさんややっとこさんだったらいつも撫でれるでしょうが、僕はこうやってじゃないとA様の髪に触れれないので。」
少し照れながら、ずっと頭を撫でてくれた。

巻尺と静かな神社で一休みして、疲れも取れ気持ちも穏やかになった。