工具たちとのお話 (ページ3)

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休日は何する？２ページ3

プラス「おいやっとこ、ここの締めが緩いぞ！倒れてしまうじゃないか！」
やっとこ「お前だってここのネジ緩くなってるぞ！」
鉄槌「2人とも、ケンカ、ダメ。」
キリ「やれやれ、2人ともやめなさいな。」

やすり「あーあ、2人が終わらないと僕が仕上げできないのに。ねえA様？」
巻尺「でも、A様なんだか楽しそうですね。」
A「うん。こうやってワイワイ楽しく休みを過ごせるのって、幸せだなーって思って。」
そう周りを見ながら言った。
やすり「でもさぁ、あの2人流石に止めないとやばいよ？」
そうやすりに言われ2人を見ると、もうすぐ一戦を交えるのではないかと思うぐらいにヒートアップしていた。

やっとこ「お前はいっつも美味しいとこばっかり奪いやがって！」
プラス「なんだと！毎回お前のフォローをしてやってるのは誰だと思ってるんだ！」
鉄槌とキリは呆れて言葉を失ってるみたいだ。これは流石に止めなくては、と思い声を掛けようとした時…

「なにしてるのぉ～？僕も混ぜてよ～」
ニコニコしながら丸ノコがやってきた。

A「もう。プラスもやっとこも喧嘩はやめて、あと、丸ノコも急に来ない！」
プラス&やっとこ「A様ごめんなさい…」
丸ノコ「ちぇっ、面白そうだったのに。」

その後はみんなで協力して私のたくさんの本を収納できる本棚を作ることができた。
丸ノコは飽きて帰ってしまったが、結構時間がかかってしまい、夕飯の時間になってしまった。

A「今日はみんな頑張ってくれたから私がご飯作るよ！」
プラス「A様のご飯…！嬉しいです。あなたの工具でほんと良かった。」そう言いながら膝をつき、私の手の甲にキスをした。
やっとこ「やっとこ様たちはA様と一緒にいられるだけでも幸せなのに。なぁみんな？」

やすり「A様、僕オムライスが食べたいな～」子犬のような目でおねだりしてくる。
A「わかったよ、じゃあ今日はオムライスだー！」
鉄槌「A様、手伝う、なんでも言って。」
キリ「プラスに先を越されましたが、私もあなたの力になりたいと思ってますから。」そう言って頭をポンポンと撫でてくれた。
巻尺「僕もA様と一緒に入れて嬉しいです。」めずらしく巻尺は、近くに寄ってきてくれた。

A「ありがとうみんな。私もみんなと一緒にいれて嬉しいし幸せ！だからこれからもよろしくね！」