工具たちとのお話 (ページ11)

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甘々キャンディページ11

ある日のこと…

丸ノコ「あーあ。何にも起きないし毎日退屈でつまんないなー。ん？何？これ。」
家の前に落ちている小さい小瓶に何かが入っている。小瓶はコルクでしまっているがすぐ開けられた。中を取り出してみるとすごく甘くとろけるような匂いがするキャンディが入っていた。

丸ノコ「ただのキャンディじゃん。誰かからの贈り物かなー？」
パクッと口に頬張るとなんだかふわふわしてきて…
丸ノコはソファに寝そべってしまった。

＊
砥石「なぁA丸ノコが具合悪くなってしまったみたいだ。ソファに寝てるんだが声を掛けても起きねぇ。」
A「電話をもらって2人の家に来たけど、ほんとにぐっすりだね。一応他のみんなにも来てもらったけど。」
それぞれ工具たちが声を掛けていく。

丸ノコ「んー。(目を覚ます)あれ？みんなぁ？」
砥石「しゃらくせぇ。ようやく起きたか。心配かけやがって。」
A「丸ノコ大丈夫？何かあったの？」

丸ノコ「えへへ〜。砥石〜ぼくのこと心配してくれてありがとーう。だーいすき！Aもねー！ありがと〜！」
と言うと砥石に抱きつく丸ノコ。なんだか目がとろーんとしてて喋り方もふわふわしてる。いつもの丸ノコと様子がおかしい。

砥石「やめろ！なにしやがるんだ！」
丸ノコ「えへへ〜。」

キリ「おや？この小瓶はなんです？」
鉄鎚「なんか、甘い。」
A「もしかしてこれのせい？丸ノコからもこの甘い匂いがする！」

プラス「俺、兄さんに頼んでメスを連れてきます。」
やっとこ「原因がキャンディとは俄かに信じがたいが…」