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業side
「Aさーん。帰ろー」
放課後、いつものようにAさんに帰宅の声をかける。
「うん！ ちょっと待って〜 」
まだ帰り支度が終わっていないらしく、急いで鞄に物を詰めている。
俺は教室の壁に寄りかかってAさんを待つことにした。
「業!! やだ帰りも一緒!? 召使いのくせに〜」
杏樹がわざとらしく言いながら近づいてきた。
杏樹は昔から少しも変わっていない。
「カエデちゃんと渚君はいいの？」
それは俺も思う。Aさんだって4人で帰りたいかもしれない。だが……
「業君！ 楽しんでねまたね〜！」
カエデちゃんはいつものようにそう言うと、そそくさと帰ろうとする。
「あ、今日は一緒に……」
俺がそう誘おうとするとカエデちゃんはいつものようにニッコリ笑って
「帰りません!!」
と言うのだ。俺は少し溜息をついて杏樹に振り返った。
「これが日常だよ」
杏樹はさも興味無さそうな顔をしていた。そしてその表情のまま
「へー。ま、楽しんで！ じゃあね〜！」
と言って手を振りながら教室を出て行った。
一緒に帰りたかったのではないのか……？ と思ったがどうやら違うらしいのであいつもあれだろう。カエデちゃんみたいな輩だろう。
そんなことをしていると支度が終わったらしいAさんが隣に寄り掛かってきた。
「おまたせ！」
「ん。じゃ帰ろうか」
「うん！」
いつものように並んで歩き出す。
新校舎の方へと向かう途中の坂道で、
「あの、業君」
と、Aさんがいつもらしくない、遠慮がちな話し方で言った。
「どうしたの？」
俺が聞くとAさんは俯きがちにもごもごと「あの、聞きたいことがあって……」と言った。
「いいよ」
俺が不思議に思いながらも返事を待っていると、Aさんは少し呼吸を整えた。そして言った。
「業君と、杏樹ちゃんってどんな関係？」
と。
「え」
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ぱーぷる姫(プロフ) - 最後の方、浅野くんと帰る約束してたような…？別日でしょうか？ (2022年2月10日 5時) (
レス) @page45 id: be661beda4 (このIDを非表示/違反報告)
かりそめの蘇生(プロフ) - 完結、おめでとうございます！楽しく読ませていただきました♪ (2018年8月15日 10時) (レス) id: 8165317734 (このIDを非表示/違反報告)
みくる(プロフ) - スノーホワイトさん» 読んでくださりありがとうございます!! 少しずつでも更新していきますのでこれからもよろしくお願いします！ 時間がある時に是非お邪魔させてもらいますね^^* (2018年5月8日 12時) (レス) id: 047d0060dd (このIDを非表示/違反報告)
スノーホワイト - とっても面白いです。 更新、頑張ってください。 *´∀`* 私も姉と合作ですが暗殺教室の作品を書いてます。 もし、良かったら読みに来てくださいね? о('▽'*)_ (2018年5月5日 10時) (レス) id: 76272ba197 (このIDを非表示/違反報告)
みくる(プロフ) - メネルドール@最近リアルで荒れてる希ガスさん» 読んで下さりありがとうございます！ 文才なんてこれっぽちもないです笑 でも楽しんでいただけたとしたら幸いです！ 頑張ります！ 本当にありがとうございます!! (2018年3月28日 17時) (レス) id: 6c532a60bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みくる
| 作成日時：2017年12月30日 20時
