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Aside
校舎に戻ると、ちょうど2時間目の前の休み時間だった。
教室に入ると、皆が心配そうな顔で駆け寄ってきてくれた。その中には業君と、杏樹ちゃんもいた。
「Aちゃーん!! 急にどうしたの!? 大丈夫!?」
カエデちゃんが抱きついてくれた。
「Aちゃん……ごめんなさい。あなたの気持ちも考えずに……。私のせいだよね……ごめんね」
杏樹ちゃんは私の手を取って謝った。
「そんな！ 杏樹ちゃんは何も悪くないよ。私が勝手に…………」
嫉妬……しただけ。
「とにかく良かった……」
「業君……」
「ほんとに心配した。勘弁してくれ……」
「ごめんなさい！ もう大丈夫だから！」
その後杏樹ちゃんは私と普通に仲良く接してくれ、業君に過剰に接することもなかった。
泣いて飛び出した自分が本当に恥ずかしい。
こんなにいい子だったんだ、杏樹ちゃん。
「Aちゃん！ これあげる！」
杏樹ちゃんが手を差し出しながらそう言った。
「え？」
「私今までフランスにいたの！ その時に買ったキーホルダーだよ！ 日本に来たら仲良くなれそうな子にあげるつもりで買っておいたんだ！」
杏樹ちゃんは笑顔でそう言うと、可愛いエッフェル塔のキーホルダーを私に手渡した。
「え!! そんな！ 私でいいの!?」
「いいに決まってるじゃない！ Aちゃんとは仲良くなれそうなの！」
てへっ！ と笑う杏樹ちゃんは本物の天使みたいだった。
「本当にありがとう！ あ、どこに付けようかな」
リュックには業君とお揃いのこけしが付いてるし……。筆箱につけようかな。
「お、このこけし可愛いね！ 日本って感じ！」
キーホルダーを付ける場所を探していると、杏樹ちゃんはこけしを見つけた。
「ありがとう！」
「それ、俺とお揃いなんだよ。ね、Aさん」
「う、お、おおお！ 業君いつの間にいたの!?」
突然背後から会話に入ってきた業君に驚いたのは私だけではなかった。
「え!? お揃い!? ちょっと〜あんたたちどういう関係よー！ 業は私の召使いなんだからねっ！」
頬をプクーっと膨らませる杏樹ちゃんに嫌味や悪意は見られない。純粋に気になるのだろう。本当にいい子だな。可愛いな。
「暗殺の記念だよー！」
「なんだそれならいいや！」
私達は笑い合った。
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ぱーぷる姫(プロフ) - 最後の方、浅野くんと帰る約束してたような…？別日でしょうか？ (2022年2月10日 5時) (
レス) @page45 id: be661beda4 (このIDを非表示/違反報告)
かりそめの蘇生(プロフ) - 完結、おめでとうございます！楽しく読ませていただきました♪ (2018年8月15日 10時) (レス) id: 8165317734 (このIDを非表示/違反報告)
みくる(プロフ) - スノーホワイトさん» 読んでくださりありがとうございます!! 少しずつでも更新していきますのでこれからもよろしくお願いします！ 時間がある時に是非お邪魔させてもらいますね^^* (2018年5月8日 12時) (レス) id: 047d0060dd (このIDを非表示/違反報告)
スノーホワイト - とっても面白いです。 更新、頑張ってください。 *´∀`* 私も姉と合作ですが暗殺教室の作品を書いてます。 もし、良かったら読みに来てくださいね? о('▽'*)_ (2018年5月5日 10時) (レス) id: 76272ba197 (このIDを非表示/違反報告)
みくる(プロフ) - メネルドール@最近リアルで荒れてる希ガスさん» 読んで下さりありがとうございます！ 文才なんてこれっぽちもないです笑 でも楽しんでいただけたとしたら幸いです！ 頑張ります！ 本当にありがとうございます!! (2018年3月28日 17時) (レス) id: 6c532a60bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みくる
| 作成日時：2017年12月30日 20時
