切実にモテたい【爆豪勝己】 (ページ3)

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さて、ああ言ったはいいものの、何から始めればいいのかな。

学校では制服だし、服のことは後回しでいいや。

じゃあ何から……。と考えていると、近くにお茶子ちゃんがいることに気がついた。

「お茶子ちゃん！」

「あ、Aちゃん！どうしたん？」

笑顔で答えてくれるお茶子ちゃん。可愛すぎる。これはこの子に聞いて正解だね。

「あのさ、私はどこを直せばいいと思う？」

「え!? 急にどうしたん!? それは性格の話？」

え、私性格にも問題あるの？とりあえず、さすがに唐突すぎたかなと反省。

「えっと……性格に問題あるのはちょっと置いておいて、見た目の話！」

「あ、いや別に性格に問題あるとは言ってへんで！」

お茶子ちゃんはあわあわと手を振ると、「そうやね……」と考え始めた。

私そんなに問題あるのかな？

「まずは髪の毛をもっと整えてみたらいいんじゃないかな!?」

そう言われ自分の髪を確認する。

確かに、かなり長く、艶があまりない。そして何よりヘアアイロンを使って整えることをしていない天然状態である。

「なるほど！どうすればいいのかな？長さとか」

「私は短めやけど、Aちゃんはロングが似合うと思うわ！だからそこまでは切らなくてもええと思うで！」

「わかった、ありがとう！」

私はお礼を言うと、早速スマホを取り出して調べ始めた。

『女子高生人気の髪型』

思えば今まで、他者の目なんて気にしたことがなかった。自分がいいと思えばそれで良かった。

それが原因だったのかもしれない。

「よし、決めた」

私は髪型を決め、美容室を予約した。