10.シュークリーム ページ11
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ある日の休み時間である。あれは事件だよほんと。
「お茶子ちゃん今日も可愛いね〜」
「何言ってるん!? Aちゃんも可愛ええで！」
お茶子ちゃんととても平和な休み時間を送っていた。
「あ！ そうだ、今日シュークリーム持ってきたんだ。2人で食べよ！」
「いいね！ 食べよ食べよ！」
私はシュークリームをそっと取り出し、個性で2倍に増やし、お茶子ちゃんと食べ始めた。
「うま!!」
「どこで買ったん？ ほんと美味しいね！」
お茶子ちゃんの質問にどこだったかと少し考える。
「いや、普通にコンビニだよ」
「コンビニも進化しとるんやね〜」
お茶子ちゃんは目を丸くして関心した。
「ていうかコンビニってほんと素晴らしいよね。なんでも売ってるしどこにでもあるしさ」
なぜか2人でコンビニの褒め合いになり始めたところで、焦凍君がやって来た。
最近は1日に少なくとも1回は私のところに来てくれる。それは嬉しい。だけれど今回は事件へと発展してしまった。
「A、麗日。何食べてるんだ？」
「あ、焦凍君！」
「Aちゃんのシュークリーム食べてたんよ〜」
お茶子ちゃんが目を細めて幸せそうに答える。
「俺も食べたい」
「あー！ ごめんね、もう食べかけなんだ！ 食べかけの増やすと食べかけになっちゃう！」
くっそ、3倍にしとけばよかった！ なんて思っていると、焦凍君は信じられないことを口にした。
「食べかけでいいぞ」
「は!? だめだよ!!」
「ひとくちでいい」
「そういう問題じゃなくて！」
必死に断るも、焦凍君はなぜかしゃがんで私と同じ目線にきた。
「焦凍君？ 目線合わせて見つめてきてもダメだからね？」
焦凍君は聞いている様子がない。シュークリームにどんどん近づいている。
そして……ついに、私の食べかけのシュークリームにそっとかぶりついた。
「えっちょ、焦凍君!?」
「うまい」
「焦凍君焦凍君焦凍!! ねぇ、聞いてる!? 私さっきから轟焦凍って言う人に話しかけてるんだけど！ それ間接キスだよ!?」
「Aちゃんおおお落ち着いてええ!!」
そう言うお茶子ちゃんも顔を真っ赤にして汗を飛ばしている。
そんな私たちをよそに、焦凍君は平然とした顔で私の顔を見つめる。
「A。ありがとう」
焦凍君は微笑んだ。そして去り際に「Aとなら気にしねぇ」と言った。
私は女に見られていないのだろうか。
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腐ぃるたー(プロフ) - 受験頑張ってください！完結かーー、少し寂しいかも笑笑 (2018年10月20日 15時) (
レス) id: 692e114be5 (このIDを非表示/違反報告)
みくる(プロフ) - 美咲さん» そうですそれです(笑) ブラジルといい今回といい、嬉しいところをツいてくれてありがとうございます！ (2018年8月27日 18時) (レス) id: 047d0060dd (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - ゼロエピソードww今回のヒロアカ映画の特典ww (2018年8月27日 18時) (レス) id: e02343b9f1 (このIDを非表示/違反報告)
食パンの上にチーズと納豆 - おもしろいです! 更新無理せずに頑張ってください!!! (2018年8月27日 12時) (レス) id: b23af2cf11 (このIDを非表示/違反報告)
みくる(プロフ) - きよりんさん» 最後まで読んでくださりありがとうございます!! とても嬉しいお言葉！(*^^*) 張り切って書かせていただきます！ (2018年8月24日 19時) (レス) id: 047d0060dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みくる
| 作成日時：2018年8月17日 22時
