電話 ページ3
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｢Aちゃーーん？｣
キッチンにいると不意に呼ばれた私の名前。
いつもとは違う呼び方に少し背筋が伸びる。
頭をフル回転させて自分がなにかしたのか考える。
｢私なにかしたかな、？｣
｢"ショウタくん"から電話きてるけど？｣
少し怒ったような表情をしている葛葉をみて
また少し背筋が伸びてしまう。
｢あ、ありがとう。すぐ出るね｣
ショウタくんはバイト先の人だからやましい事は何も
ないが、この雰囲気で電話するのはきついなと思い
スマホを手に取り玄関の方に行こうとすると
ガシッと掴まれた私の腕。
｢なにもないならここで電話できるんじゃね？｣
そういう葛葉に何も言い返せず、
うん、と従ってしまう。
ソファに座りながら通話のボタンを押せば、
ﾎﾟｽｯという効果音とともに私の横に座った葛葉。
｢明日のシフトのことなんだけどさ、｣
ショウタくんが話している間も横にいる葛葉は
私の手を触ったり、ほっぺを摘んだりしている。
(バイトの話だから葛葉ちょっとまってて、)
ショウタくんの話が全然入ってこなくて、
ミュートにしながら葛葉に話しかけても、
｢気にすんなー｣
なんて言われてしまう。
｢それでさ、みんなで飲みに行こうってなって__ ｣
至近距離にいた彼には聞こえていたらしく、
ピクッと反応し、葛葉の手の動きが止まる。
あ、やばい…と思った時にはもう遅く、
私の手の中にあったスマホはもう葛葉の手の中だ。
｢あ、Aは飲み会いけないっｽ
すいません、はい…では｣
なんて勝手に電話を切ってしまっている。
ショウタくんになんて謝ろうか考えていれば、
｢ほんっとお前はもう少し危機感もて！｣
｢危なかっしいわ〜｣
なんて理不尽に怒られる。
･･･でもまだまだ心配なようで。
｢俺聞きたいこといっぱいあるわ、｣
｢お前ほんと無防備すぎるんだよ、
…とりあえずソファでいい、ｽｶ？｣
次の瞬間私の目に映ったのは
天井と、少し照れた葛葉の顔だった。
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れちゃん(プロフ) - るるるsさん» ありがとうございます！嬉しいです、！ (2021年5月21日 0時) (
レス) id: 86bacb2750 (このIDを非表示/違反報告)
るるるs - 最高でした (2021年5月16日 3時) (レス) id: 7f6b75982b (このIDを非表示/違反報告)
れちゃん(プロフ) - 奏さん» リクエストありがとうございます！すきなんて言ってもらって嬉しいですありがとうございます、！ (2021年5月7日 9時) (レス) id: 86bacb2750 (このIDを非表示/違反報告)
奏 - この作品めっちゃすきなんですが……！リクエストで、ポッキーゲームしてみた(?)的なものが見てみたいです… (2021年5月5日 2時) (レス) id: 84cd42d4df (このIDを非表示/違反報告)
れちゃん(プロフ) - いう゛！さん» リクエストありがとうございます！嬉しいです〜〜うまく書けるか不安ですが頑張って書くのでお待ちください、！ (2021年5月3日 23時) (レス) id: 86bacb2750 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れちゃん | 作成日時：2021年4月20日 16時
