気になる ページ2
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窓から差し込む太陽の光で目が覚める。
隣に彼の姿はないことから配信してるんだなというこ
とをまだ起きていない頭で理解する。
葛葉は防音室で配信しているため、私の生活音は聞こ
えないが、もしものことがあったら怖いのであまり音
をたてずに大学に行く準備を始める。
着替えることにも少しめんどくささを感じるが、
今日は新しく買った服を着るので、いつもより少し
ワクワクする。
新しい服に腕を通し身だしなみを整え、時計を見ると
もうすぐ家を出る時間になっていた。
葛葉とは基本的に生活リズムが合わないので、
朝の時間に会うことがない日も多い。
慣れたつもりだったがやっぱり少し寂しい。
｢大学？｣
どうやら配信は終わったらしい。
後ろから聞こえた葛葉の声に嬉しさを感じながらも、
平然を装い、そうだよと振り向く。
｢あ、その服で行くの？｣
｢え、｣
いいんじゃね？とか、割と似合ってるじゃん、とか
かわいいとは言われなくてもそういうことを言われる
と思っていた私は無意識に悲しい声を出していたみた
いで。
｢いや、似合ってないとかそういうんじゃなくて、、
いや、その、｣
と、言葉を詰まらせている葛葉に
｢はっきり言ってよ、｣
と言えば、
｢ｽ---鎖骨みえてる…から｣
葛葉からそんなことを言われると思っていない私は
ふふっと少し笑ってしまった。
そんな私の様子を見て少し不機嫌になった葛葉は
ジリジリと私に近づき、首元に頭をぐりぐりと
押し付けてくる。
擽ったいなと思っていると、鎖骨辺りにﾁｸｯと
痛みを感じ、横にある鏡で確認するとやっぱり
赤い印がついていた。
驚いて葛葉の方を見上げれば、少しムッとしたような
でもニヤニヤしたような顔で私を見ている。
｢私の鎖骨なんて誰も見ないよ、
もう着替えなきゃいけないじゃん、！｣
と言えば、
｢男はみんな見てるの！
はいはい、さっさと着替えてこいって、！｣
なんて言われてしまう。
はあ、とため息をつきながら葛葉の方をﾁﾗｯと見ると
耳が真っ赤に染まっていた。
今まで私の服装なんて見てないと思っていたから、
ちょっと気にしてくれていることに嬉しさを感じると
同時に、少し照れくさくなった。
今日のくず濃度はちょっと高め？
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れちゃん(プロフ) - るるるsさん» ありがとうございます！嬉しいです、！ (2021年5月21日 0時) (
レス) id: 86bacb2750 (このIDを非表示/違反報告)
るるるs - 最高でした (2021年5月16日 3時) (レス) id: 7f6b75982b (このIDを非表示/違反報告)
れちゃん(プロフ) - 奏さん» リクエストありがとうございます！すきなんて言ってもらって嬉しいですありがとうございます、！ (2021年5月7日 9時) (レス) id: 86bacb2750 (このIDを非表示/違反報告)
奏 - この作品めっちゃすきなんですが……！リクエストで、ポッキーゲームしてみた(?)的なものが見てみたいです… (2021年5月5日 2時) (レス) id: 84cd42d4df (このIDを非表示/違反報告)
れちゃん(プロフ) - いう゛！さん» リクエストありがとうございます！嬉しいです〜〜うまく書けるか不安ですが頑張って書くのでお待ちください、！ (2021年5月3日 23時) (レス) id: 86bacb2750 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れちゃん | 作成日時：2021年4月20日 16時
