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双子になって三日目。 ページ8

「そういえば怜羅は部活何やってんの?」

「部活ぅ?あー剣道だよ剣道。」


今剣道って言ったら明らかにシュンとしたな....


「いつからやってるの?」

「小一?いや、幼稚園くらいからだな。」

「結構長いんだね」


銀時がどーしても一緒にやりたいって言って始めたのがきっかけだったっけ。


「強いの?」

「まぁそれなりには?賞とか取ってたよ。」

「へぇ!凄いじゃん!」


まぁ、もう辞めるんだけど。


「剣道か...北川第一にあったかな...」

「その事なら大丈夫。俺、剣道辞めるから。」


そういうと徹はこっちを見て目をぱちくりした


「辞めちゃうの!?」

「うん、」

「なんで!?」

「なんでって...」


剣道してると銀時()の顔を思い出して、泣きそうになるなんて言えねぇし...


「嫌いになったからだよ。」


無難だろう。本当は大好きだけど。


「幼稚園から続けてたのに?」

「まぁ、もう吹っ切れたから大丈夫だ。」

「そう...」


そう、吹っ切れたのだ。剣道をしないから銀時を忘れるなんてことは絶対無い。


「徹は何部なんだ...って部屋見たら分かるけど」

「見ての通りバレー部です」

「だろうなwポジションは?」

「セッター!バレー分かんの!?」

「暇でスポーツ番組見まくってたからな...バレー以外もルールとかなら分かるぞ」


家に居たってなんもすることないからなぁ
テレビが俺の友達だったし


それから徹はバレーのことを語り合った

本当にバレーが好きなんだなと伝わってきて少し羨ましくなった。


「あのさ、徹。」

「ん?何?」

「俺も、バレーやっていいかな。」


そういうと徹は嬉しいそうな顔をして、
でも一瞬で真面目そうな顔になった。


「やるからには、本気だよ?」


ニヤッと笑って俺が本気でバレーをやりたいのかと見定めるような目だった。

本気で何かを愛してるやつの目だ。


「もちろんだ。」


徹が居るから馴染みやすそうって理由もあるけど一番の理由はやっぱり...


「徹兄さんのやるバレーをコートの中で見てみてぇ。」


そう言って俺はそろそろ眠気の限界が来て寝落ちた。

後から徹が何やらごにょごにょ言ってたが俺は知らねえ。起きてる間に言え。

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reirasukuuuuuuu(プロフ) - ましゅまろさん» コメントありがとうございます(´∇`)少しずつ更新していきますので暖かい目で見ていただければ幸いです。 (2021年8月24日 1時) (レス) id: b3831baf91 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅまろ(プロフ) - 更新ありがとうございます!!クロスオーバー作品大好きです!特に銀魂は刺さります…自分のペースでいいので、良かったら更新続けてください! (2021年8月24日 1時) (レス) id: a0cb060353 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しばいーぬ | 作成日時:2021年8月11日 21時

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