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双子になって二日目。 ページ7

「一軒家だ....」


徹の家に着いてからの第一声がこれだった。


「そんな珍しい??」

「あ、いや、俺今までずっとアパート住みだったから...」


それにしても大きい方なのでは無いか、

そんなことを考えながら家に入る。


「お邪魔します」


癖でついお邪魔しますと言ってしまった。

今日からここが俺の家になるんだ...


「あら怜羅くんもう帰ってきたの!」

「怜羅、お邪魔しますじゃなくてただいまでしょ?」


徹がそう言うと真由美さんもそうだそうだと言うようにうんうんと頷く


「た、ただいま。」

「「おかえり、怜羅。」」



俺の目から暖かいものが流れそうになるのを必死で止める



「え、どしたの!?俺変な事言った!?」

「ちがっ....ぅ...」



トントンと真由美さんが背中を叩いてくれる。

優しさが心に染み渡ってく


「今日から貴方も私たちの家族なのよ。」

「ッ...はい!」



それからご飯を食べたりお風呂に入ったりした

こんなに人と話したのは久しぶりで

何もかもが楽しかった。



「あ、怜羅くんの分の部屋まだ片付けてないから今日は徹の部屋で寝てちょうだい
布団は今はとりあえず来客用使って。」


普段ならもう寝る時間だからか、そろそろ眠くなってくる


「怜羅もう眠いの?」

「今日、めっちゃ疲れた...」

「じゃ、俺の部屋行くか。」


徹の部屋はバレー関連のものが多かった。

布団を敷いて電気を暗くする

二人とも布団に入って寝る準備満タンだ


「ねぇ、ちょっとお話しようや」

「どしたの、怜羅疲れたんじゃないの?」

「布団に入ったら眠気覚めてきた」

「なんだそれw」


徹の方を向きながら俺はぽつりぽつりと話し出す。

徹自身はボールを投げて遊んでいる。


「徹は誕生日いつ?」

「俺は、7月20日。」

「7月かぁ〜、俺は10月10日だから徹お兄ちゃんってところか」


ぼそっと呟くと徹は勢いよく起き上がって、なにその響き!好き!!と叫ぶ


「うるせぇよ...w」

「ねぇ!もっかい言って!」

「トオルオニイチャン」

「違う!!もっと可愛く!」


ねぇ〜お願いだよ〜としつこい徹に俺は痺れを切らした


「うるせぇよ、徹兄さん.....勘弁してくれ」

「今からずっとそれで呼んでね!!」

「え"?」


キラキラした目でこちらを見つめてくる徹に俺はNoとは言えなかった

双子になって三日目。→←双子になって一日目。



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reirasukuuuuuuu(プロフ) - ましゅまろさん» コメントありがとうございます(´∇`)少しずつ更新していきますので暖かい目で見ていただければ幸いです。 (2021年8月24日 1時) (レス) id: b3831baf91 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅまろ(プロフ) - 更新ありがとうございます!!クロスオーバー作品大好きです!特に銀魂は刺さります…自分のペースでいいので、良かったら更新続けてください! (2021年8月24日 1時) (レス) id: a0cb060353 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しばいーぬ | 作成日時:2021年8月11日 21時

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