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双子になって四十一日目。 ページ49

合宿所に戻ると俺はキッチンに急ぐ



「及川、買ってきてくれた?」


「おう。」



三浦と並び食材を切っていく


徹の情報では三浦は味覚音痴なだけで焦がしたりすることはないのだという、

ということは味付けを俺がやれば完璧だ。



「及川って料理できるんだね」



「まぁ、一通りは」



「徹の方は?」



「包丁とか使ってる時手切りそうでちょっと怖い」



雑談をしている最中にも積み上げられていく野菜たち




大釜で軽く炒めたあと、水をいれルゥをつっ込む。


これでもう味付けは大丈夫だろ。



米を炊こうと袋を見ると全然残っていなかった。



「やばい。米無い。」


持ってくるわと俺はキッチンを飛び出した。


確か米は玄関の辺りに置いてあったはずだ



「あ、あった。」



俺が米を担いでキッチンに戻ると何かを鍋に入れようとしている三浦が居た。


あれはスポドリの粉?



「ちょっと待てって!!?」



スポドリを入れようとする三浦の手を掴むと三浦不思議そうな顔でこちらをみる。



「な...なんでスポドリの粉入れようとしてんの?」



「どうせ飲むんなら一緒の方がいいかなって」



「.....」



開いた口が塞がらない....



驚いて思わず三浦の手を離してしまうと三浦は躊躇なくカレーに粉をぶっかけた。




「あ"ぁ〜〜〜〜〜!!!!」



「及川うるさい!!」



「いやっ、え?、これはっ!ん?」



カレーにスポドリ(粉)とか100%不味い。


俺はまだ溶け込んでない粉の部分を取り除いた。



「あ!何してんの!」


「いや、常人ならこれは吐く。少なくともおれむり。」




三浦をキッチンから追い出すと俺はカレーの応急処置を始めた


スポドリが溶けてそうな所をお玉で掬って舐めてみるとそれはもう地獄のような味がした。


辛いのが苦手な人用に甘く作ったカレーはスポドリに奇跡と言っていいほど合わない。


てか粉だからジャリジャリしてて食感も気持ち悪い。



辛いの苦手な人ごめん!!!


俺は心の中で謝罪しながらカレーにスパイスをぶっかける


辛くすればスポドリの味が薄れるだろうと思ったからだ


案の定スポドリの味は無くなったが、その代わり激辛になった。



みんな...卵かチーズ入れて食べてくれ....



そう思いながら俺はカレーが煮えるのを待った。

続編☆*°→←双子になって四十日目。



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reirasukuuuuuuu(プロフ) - ましゅまろさん» コメントありがとうございます(´∇`)少しずつ更新していきますので暖かい目で見ていただければ幸いです。 (2021年8月24日 1時) (レス) id: b3831baf91 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅまろ(プロフ) - 更新ありがとうございます!!クロスオーバー作品大好きです!特に銀魂は刺さります…自分のペースでいいので、良かったら更新続けてください! (2021年8月24日 1時) (レス) id: a0cb060353 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しばいーぬ | 作成日時:2021年8月11日 21時

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