双子になって三十四日目。 ページ41
徹目線
唐突だが今日はＩＨの宮城県代表決定戦だ。
もちろん白鳥沢と、
絶対負けない。
勝つんだ。
岩ちゃんと怜羅も一緒にレギュラーメンバーとして参加している。
後ろにはマッキーと松っつんがいる。
大丈夫だ。
負ける訳が無い。
そう意気込んでコートに入ったものの、
俺たちは、
負けた。
26-28
29-27
24-26
29-31
という結果だった。
最後の失点は怜羅がアタックして、
決まるかと思ったそのボールは、わずか数ミリ、エンドラインを越えた。
白鳥沢の得点だった。
整列をした後、体育館を出るまで俺は怜羅の顔が直接見られなかった。
「.....すい」
「すいませんとか言おうと思ってるなら、頭かち割るよ！？」
「え、？」
あまりこう、暴力的に怒らない俺が頭かち割るなんて言ったから怜羅は戸惑っている。
なにあの顔、怒りたいのに笑っちゃいそうじゃん。
「どうせすーぐネガティブになる怜羅のことだから自分のせいとか思ってんじゃないの！？」
「...」
「そうだよ！怜羅のせいだよ！！！」
「ちょ、及川？」
戸惑ったマッキーが俺に止める。
「だから、俺が怒ってんのは自分だけで解決しようとする怜羅のせいって言ってるの！！
お前も言ってたじゃんか！！！！
バレーはコートに6人居るの！！！
コートにこの及川さんもいるの！！！
お前ひとりじゃないんだよ！！！
なんでお前一人のせいになる訳さ！！
確かに最後の失点はお前が打ったボールだった！！！！
ｯでも負けた原因は俺たちメンバー全員のせいなんだよ！！！」
怜羅は最近ずっと何も楽しくなさそうにしているけどバレーしてる時は凄い楽しそうなんだ。
バレーしている時は怜羅も本気なんだろ？
俺がはあはあと息を切らしていると岩ちゃんも言い出した。
「そうだぞ！クソ及川！！
お前も及川みたいにぐずぐずしてんじゃねぇーよ！
たかが一点でそんな落ち込んでんじゃねぇ！！
お前はその前にどんだけ決めたよ！！
お前ごときの一点は俺たちが全力でカバーする！！！
今回はそれが出来なかっただけだ！！！
いつまでもぐずぐずしてんなら一発殴るぞ！！」
岩ちゃん...それ及川が二人いて分かりにくいよ
そうツッコもうとした時だった。
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reirasukuuuuuuu(プロフ) - ましゅまろさん» コメントありがとうございます(´∇｀)少しずつ更新していきますので暖かい目で見ていただければ幸いです。 (2021年8月24日 1時) (
レス) id: b3831baf91 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅまろ(プロフ) - 更新ありがとうございます!!クロスオーバー作品大好きです！特に銀魂は刺さります…自分のペースでいいので、良かったら更新続けてください！ (2021年8月24日 1時) (レス) id: a0cb060353 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しばいーぬ | 作成日時：2021年8月11日 21時
