双子になって二十五日目。 ページ32
三浦目線
流石の私も絶望しそうだった時、助けの声が聞こえた。
「まじで三浦は何もやってないです！」
私を庇うようにロッカーの中から出てきた岩泉と花巻。
「え、」
「俺達、ずっと見てました。三浦と愛原先輩が部室に入ってきてからずっと」
それを聞いて愛原先輩が狼狽える
なんだなんだと部長がやって来た。
「どうした、石川。....ってなんだこの状況。」
カバンを守る愛原先輩と突っ立っている私。を庇う岩泉と花巻。
いつぞやに兄に見せられた青春ドラマのワンシーン見たいだ、と何故か冷静な頭で考える。
「部長。信じてください。俺と花巻は見てました。愛原先輩が自分で液体をぶちまけた所を。」
岩泉達は部長の目を見て話す。
「岩泉と部室で着替えてたら三浦が来るのが分かって、脅かしてやろうと思ってロッカーの中に隠れたんです。」
「そしたら不穏な空気に出るタイミングを見失ってたら。愛原先輩が怜羅と話さないでって言い出して...」
「それで突然自分とそのカバンに液体をかけだしたんです」
愛原先輩の顔から血の気が引いていく。ざまぁみろだ。
「違う！違う！やってない！私はコイツにかけられたのよ！被害者なのよ！！」
違う違うと叫ぶ愛原先輩。
「...前の一件のこともあるから、悪いけどお前のことは信じられない。それに今回は目撃者も居る。
逃げられるとは思うなよ。」
「なんでよ！私は！！私が！！！」
愛原先輩がヒステリックにギャーギャー叫ぶ
その声で部員たちが集まってくる。部室の前の廊下が人でいっぱいだ。
「....ちょ、あれ怜羅のエナメルじゃね？」
その中でもその声は部員たちの声で一番良く聞こえてきたものだった。
「やっば...」
「てかカバン開いてんじゃん」
「うわ怜羅可哀想」
「あれ買い換えないとだぞ...」
その言葉は愛原先輩に突き刺さる
「うそ....怜羅くんのなの....？」
あたかも及川のだと最初から分かっていたらやらなかったと言っているような発言に私は腹を立てた。
「他の部員のだったら汚しても良かったんですか」
「はぁ！？うるさいわね！！あんたは黙ってなさいよ！！当たり前でしょ！？怜羅くんに心配してもらうためだもの！！」
自白したようなものだった。
外の部員が俺らのだったら良かったのかよ...遅めに来て良かったぁ...などと話していると
カバンを汚された本人が現れた
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reirasukuuuuuuu(プロフ) - ましゅまろさん» コメントありがとうございます(´∇｀)少しずつ更新していきますので暖かい目で見ていただければ幸いです。 (2021年8月24日 1時) (
レス) id: b3831baf91 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅまろ(プロフ) - 更新ありがとうございます!!クロスオーバー作品大好きです！特に銀魂は刺さります…自分のペースでいいので、良かったら更新続けてください！ (2021年8月24日 1時) (レス) id: a0cb060353 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しばいーぬ | 作成日時：2021年8月11日 21時
