【鬼滅の刃】半人半鬼〜柱ならざる柱〜

柱合裁判４ ページ7

in炭治郎


炭「禰豆子ォ！！」


俺は禰豆子のところに走ろうとするが、隣の少女が俺を押さえつける。


『駄目』

炭「何でですか！！？俺は妹を！！！」


そういっている間にも禰豆子は箱から出て、元の大きさに戻っている。


『今、君の妹は試されている。
君は僕の試しを突破して最低限の信用を今しがた得たところだが君の妹はまだだ。
君が妹は人を喰わないと言っていたが、妹がこの試しを突破でしない限り、僕らはその言葉をまだ信用できない。』


少女は淡々と事実を述べていた。

抑揚のない声に俺は逆に冷静になっていた。

禰豆子は不死川さんの血を見て、全身から汗を吹き出しながら涎を垂らしている。


炭「禰豆子ォ！！」


禰「！！」


禰豆子はそっぽ向いた。


産「どうしたのかな？」


お館様は隣に座っている女の子から説明を受けた。


産「ではこれで禰豆子が人を襲わないことの証明ができたね。」


そのことに柱の皆さんが驚いた顔をする。


産「じゃあA、君はもう下がっていいよ。」


少女は頭を垂れた。


『はい、鬼殺隊の今後を決める栄えある柱合裁判にお呼ばれされた身でありながら、遅刻、更に勝手に口を挟んだ挙句、話の流れを中断してしまい誠に申し訳ありませんでした。』


そういって少女は立ち上がり、屋敷の奥に去っていった。



・




大正コソコソ噂話

炭「今の柱のうち、一人は雨柱・Aさんの継子のだったらしいですよ。」

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