好きです<伏見猿比古> ページ3
好き。
それは多くの女子たちの心を甘く満たしてくれたもの
私がその気持ちを知ったのはある、暖かい春の日の事だった
伏見猿比古先輩。
かっこいいって噂の先輩
実をいうと、私も少し気になってたけど、接点なんかないからなあって思ってた
なんかそんなある日
貴「きゃあ！」
バサッ！
貴「あー…」
やってしまった
私は先生に頼まれていたプリントの束を躓いてぶちまけてしまった
貴「しまったな…」
黙々と一人でプリントを集めていると
猿「何やってんだ？」
声が聞こえて顔を上げると
伏見先輩がいた
貴「伏見先輩！？」
猿「ほら、これ」
貴「あ、ありがとうございます！」
猿「別に」
「てか、お前ってすげえドジなのな」
貴「や、そういうわけじゃ！」
猿「プリント、ぶちまけてんじゃねーか」
貴「や、それは…」
猿「これで全部か？」
貴「はい、ありがとうございました！」
猿「じゃーな、ドジ」
貴「名前違いますっ！」
猿「じゃあ、名前は？」
貴「AA…」
猿「ん、じゃーな、A」
名前、呼んでもらえた・・・！
それから先輩は行内ですれ違うたびにドジってからかってきて
そのたびに私は嬉しくなって
先輩の事、好きなんだて改めて気づいた
先輩に告白しよう
なぜか、自然にそう思えた
そう決意した私は先輩を放課後に呼び出した
ガラッ
猿「何の用だ」
貴「先輩！」
「あのですね…」
猿「何だ」
貴「私、先輩の事が好きです」
「大好きです！」
「私と付き合ってくれませんか？」
恥ずかしい
ものすごく恥ずかしい
猿「いいけど」
貴「え？」
猿「だから、別にいいけど」
貴「嘘…」
猿「何でこの状況で嘘つかなきゃいけないんだよ」
「はあ」
「言わなきゃわかんねえんだろ」
「俺もお前が好きだ」
私の目からは涙がこぼれた
猿「これからお前は俺の彼女だ」
貴「はい！よろしくお願いします！」
それがいつか愛に変わる
最初で最後の＜伏見猿比古＞→←軽薄だと思ってた<十束多々良>
ラッキーアイテム
革ベルト
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十束レイラ(プロフ) - 小窪綾女さん» コメントありがとうございます！多々良の話ですね、頑張ります！ (2018年12月17日 6時) (
レス) id: 3991f2bb68 (このIDを非表示/違反報告)
小窪綾女 - 面白かったです！これからも楽しみにさせてもらいますね！多々良の話をもっとお願いします！ (2018年12月16日 18時) (レス) id: 9d6400d0c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：皇レイラ | 作者ホームページ：
作成日時：2018年12月7日 19時
