君を忘れない

初デート ページ5

今日は彼女との初めてのデートだ

俺は待ち合わせの場所に待ち合わせの時刻より早く来た

楽しみすぎてなんだけど

彼女が遅れるのがデートの醍醐味だよねー

↑のろけたいだけの人

貴「お待たせ！十束君！」

･･･可愛い

多「大丈夫、全然待ってないよ」
　「…あのさ、付き合ってるんだから、名前で呼んでよ」
貴「名前！？」
　「恥ずかしいよ…」

もう駄目だ、可愛い

多「ほら、早く」

少しせかしてみる

貴「多、多々良君…」
多「呼び捨てにしてほしかったけど、可愛かったし、許してあげる」
　「俺はAって呼ぶよ」
　「似合ってる、A」
貴「////」



照れてる照れてる

ホント、可愛い

多「さて、映画見にいこっか」
貴「うん」


今日見る予定の映画は彼女が見たいといった純愛映画で少女漫画が原作らしい

こういうの見たがるところが最高に可愛い

映画館に入って、時間になって映画が始まる

こういう当たり前のこと、一つ一つが本当に楽しく感じられる

同じところで笑って、同じところで泣きそうになる

本当に楽しい



多「映画はどうだった？」
貴「すごく面白かった」
　「あそこでヒロインの女の子の本当の願いがわかっちゃうのは良かったなー」
多「あの男の子も助けてあげてよーって感じだったね」
貴「ほんとだよね」

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