三十二話 ページ3
ドクンッ ドクンッ ドクンッ
零の中の″渇き″が込み上げる。
〜
零・・・。
君はどれだけ苦しんだら、済むんだろうね？
そんなことを考えながら零を探した。
そして、階段で見つける。
「零・・・」
零「・・・一人にしてくれと言ったのに・・・・・麗華」
零は苦しそうに息を荒げている。
私が振り返り、零の姿を確認しようとした。
零「見るなっ・・・!!」
悲痛な声に思わず動きが止まる。
そして零が私の体をそっと拘束した。
顎の下に、零の手が宛がわれた。
「ぜ、ろ・・・っ//」
零は私の首に舌を這わせている。
ツーーッ
その瞬間、牙が首に突き刺さった。
ブツリッッ
「・・・〜〜〜〜っっ」
痛みに悶える。
ぐじゅるっ・・
ゴクッ ゴクッ
零が私の血を飲んでいる。
「―――――零っ・・」
そろそろ限界かな・・・・？
やばっ・・意識がっ・・・・・・
「ぜ、ろっ・・」
私は零を突き飛ばした。
あのままだとコッチが死ぬよ。
そして零の姿を見た。
――――血色に底光りする瞳・・・
唇からみだらにこぼれる牙
人の形をした猛獣・・・・――――
元々、知っていたとはいえ結構痛いんだねっ・・。
零「・・麗・・・華・・・・っ」
零は悲しそうな顔をしている。
麗華は零の最愛の人だ。
その人を傷つけてしまったのだから、そうなってしまうのは
仕方がないことだろう。
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カナ - 続きが楽しみです♪ (2017年10月17日 19時) (
レス) id: b5a85efb84 (このIDを非表示/違反報告)
みかん大王(プロフ) - 凄い面白いです！更新待ってます！頑張ってください！ (2016年9月20日 1時) (レス) id: 90e7b2396a (このIDを非表示/違反報告)
芽留 - 初めまして(//∇//)小説大好きです(*≧∀≦*)これからも頑張って下さい＼(^o^)／ (2016年5月10日 5時) (レス) id: ecab54e002 (このIDを非表示/違反報告)
レイラ(プロフ) - 三日月里桜さん» ありがとうございます＾＾私も小説は初心者なのでまだまだ下手ですよ;; (2013年6月17日 7時) (レス) id: 24d3c0ea4d (このIDを非表示/違反報告)
三日月里桜(プロフ) - すごい。私もこんな風に小説かけたらな (2013年6月17日 7時) (レス) id: bbb4ed7839 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レイラ | 作成日時：2013年6月15日 18時
