アネモネ【爆豪勝己】 (ページ37)

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驚きの声ページ37

「えぇ！かっちゃん！？なんでいるの？」

「僕たち爆豪くんに驚いてたんだけど…。ね、みんな」

心操くんが口を開くと、みんなが次々と頷く。
え～…。うっそ、私のお腹にはなにも驚かなかったってこと？

「私、妊娠してるんだよ？」

「それでも僕たちのクラスメイトには変わりないじゃん？ということで終わるんだけど…」

「心操くんもみんなも落ち着きすぎてない！？なんでそんな落ち着いてるの！？！？」

「俺らのクラスんときの馬鹿騒ぎ、アホみてえだな」

そういうかっちゃんに「やめなさい」とツッコミながらも、本当このクラスの落ち着きには驚く。
どうしてこんなに落ち着いてるんだろう。ってくらい。

「んー。なんとなく気付いてたからかな。ヒーロー科から来てるくせに体育休むし、なんかあるわとか思うでしょ。普通」

そう女子の一部に言われ、グサッとくる。
いや、確かに分かりやすい部分はたくさんあったよ。早退したりだとか。

お～…こんなにもわかりやすかったのか。

「ファントムに頼る必要なかったんじゃね？」

「かっちゃん今それ言わないで、めっちゃ思ってる…」

そう言うと、笑いが起こる。
いやでも、本当にファントムありがとう…だけどバレバレだったみたい。

普通科の人たちの観察力には驚きです。

「それでもうそろそろしたら、多分入院するんで！そこんところよろしくね」

「え、もう生まれんの？」

「え、うん。9ヶ月なの。双子だよー」

そう言うと、やっと「えええぇ！？」っという驚きの声が聞こえた。