世に言う ページ19
「ままままって！二股なんてしてないよ！」
「じゃあ、どうしてそんな仲良いのかしら」
「付き合ってるなら、男子との仲は控えるでしょ」
「貴方女子の間で噂広まってるよ？？二股してるー！って」
「…え、それ本当？」
私を囲うように、次々と二股やら控えろやら言ってくるクラスの子たち。
心操くんが人気なのか。かっちゃんが人気なのか。
まぁ、どっちも人気なんだけど…さ。
それを私が二人と仲良くしちゃったもんだから気に入らないんだなと冷静に判断してたら、あることが頭に浮かんだ。
「それってかっちゃんの耳にも入ってるんじゃ…？」
「入ってるでしょうね」
「誤解とかなきゃ！」
最近は4週間に一回は検診＋寮に帰っても、かっちゃんは林間学舎の前で忙しくて会えなかった。
だから、かっちゃんは耳に入ってても多分会えない。
林間学舎に行くし、その前に誤解とかないと…
「ごめんね。心操くんとばっかり仲良くして…みんなとも仲良くしたいんだけど、しようよ。かっちゃんとラブラブしたいとか言いたいんだよ」
そう言うと、みんなは、は？って顔をしてバッカじゃないの！とどっかへ行った。
事実なんだけど…ね。
嫌味に聞こえるかも。今言うと。
「今のクソ嫌味だったぞ、クソが」
そう聞こえた方を向くと、まさかのかっちゃんが壁にもたれかかっていた。
「かっちゃん！いたなら助けてよ」
「殴られそうなってたら助けたってたわ」
てか、今の全部聞かれてたの？？
かっちゃんとラブラブしたいとか言っちゃったよ？
私の人生詰んだな…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 70人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：レイラ | 作成日時：2018年4月19日 20時
