アネモネ【爆豪勝己】 (ページ2)

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どうすればページ2

「へ、妊娠…？」

「うん、3ヶ月くらいかな～」

その後、うんたらこうたらと妊娠について先生が説明するが、私は聞いていられなかった。

コトをするときも、かっちゃんはちゃんとしていたし。どうして？
かっちゃんにどう説明したらいいの？

ぐるぐるとかっちゃんへの思いが駆け巡る。
…ごめんね。お腹の子には悪いけど、全く今はお腹の子のことは考えられなかった。

かっちゃんへの説明。親への説明。そして自分はこれから先どうしたらいいのか。
この想いがずっとぐるぐると回っていた。

「あと、産むなら親御さんにも報告しないと。親御さんの了承がいるからね」

「…はい」

「じゃあ、1週間後にまた来てくださいね」

看護婦さんに予定の紙を渡され、もうどうしていいかが分からなくなる。

私本当に妊娠したんだ。

「かっちゃん、どう思うだろう…」

「俺がなんだよ？」

病院を出て独り言をつぶやいた矢先、聞き覚えのある声がする。

その声の方を向くと、病院の前でポケットに手を突っ込み、壁にもたれかかったかっちゃんがいた。

「かっちゃん…」

「テメェが病院行ってるから行ってこいって麗日に言われて来た」

「ありがとう。嬉しい」

「そりゃあそーだろクソが」

…でも今は話すより、考えさせて欲しい。

どう言ったらいいんだろう。
明るく？暗く？

本当に難しい。

「おい、なんかあるんやったら言えや」