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伊賀崎くんは頬をつついた私の手を掴む。
｢え、えっと、伊賀崎くん…？｣
孫兵『やっぱり、僕にはAさんしかいないです』
｢えっ！？あの、え？///｣
ぎゅっと掴まれた手をどうすることも出来ない。この前も思ったけど、やっぱり男の子だ。力が強くて振り解けない。それに…
(食堂でこんな堂々と恥ずかしいことを！)
｢伊賀崎くん、恥ずかしいから手を離して？｣
孫兵『僕は恥ずかしくないので離しません。』
じっと私を見る伊賀崎くん。その視線に耐えきれず下を向く私。きっと頭の先からつま先まで真っ赤だろう。
孫兵『Aさん、こっち向いて顔見せてください。顔みたいです。』
｢…チョット…無理かな…///｣
(こういう場合ってどうすればいいの…！！！)
？『孫兵、その辺にしてやれ』
聞き覚えがあるような声、上を向くといたのは竹谷さんだ。
｢たっ、たけやさん…！｣
竹谷『おまっ…！孫兵！事務たまさん涙目になってるじゃないか！少しは相手のこと考えて行動しろっ！』
ゴチンッと伊賀崎くんの頭にゲンコツがとぶ。
この前と同様、その拍子に手を離した伊賀崎くん。
孫兵『竹谷先輩、邪魔しないでくださいよ。』
竹谷『邪魔とはなんだ邪魔とは！1人で突っ走って相手を困らせちゃダメじゃあないか』
孫兵『でも…早くしないと誰かに取られるじゃないですか。』
竹谷『だからといって何でもしていい理由にはならないだろ？』
孫兵『…はい。』
竹谷『じゃあ、ちゃんと謝らないとな』
孫兵『Aさん、すみませんでした。』
｢大丈夫だよ。あはは…｣
本当は大丈夫じゃない。まだ顔が熱くて堪らない。
｢わ、私そろそろ行くね。竹谷さん、ありがとうございました｣
私は竹谷さんにお礼を言い、逃げるように食堂を出た。
孫兵『はぁ…。可愛い…』
竹谷『ほどほどにしとけよ。』
孫兵『…あれ？戻ってきましたよ』
｢伊賀崎くん、あのね｣
孫兵『？なんですか？』
｢…さっきはどうしていいか分かんなかったの。でも手を離してって言ったのは伊賀崎くんのこと嫌いだからとかじゃなくて、恥ずかしくて…。｣
孫兵『…わざわざそれを言いに？』
｢謝ってくれたのに逃げちゃったから…。怒ってないからね？｣
孫兵『あはは、分かってますよ』
｢そ、そう？じゃあ、またね。竹谷さんも、失礼します。｣
竹谷『…おう』
孫兵『あぁ…！やっぱりかわいi ((竹谷『なにあの健気さ…可愛い…！』
孫兵『……え"っ！？』
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しらすは釜揚げしか勝たん(プロフ) - さくらさん» コメントありがとうございますー！今回はただの番号振り間違いでしたので間に物語が入ることはなかったです(´∀｀;)ﾎｯ！気づいて下さりありがとうございました！さくらさんも体調にお気を付けて！もうすぐ終わるその2も、これから始まるその3も是非見て下さいー！ (2021年7月20日 9時) (
レス) id: 1903d8bb4f (このIDを非表示/違反報告)
しらすは釜揚げしか勝たん(プロフ) - 雛鳥さん» コメントありがとうございます！面白いって言ってもらえて嬉しくて涙が…！雛鳥さんも体調にお気を付けて！お気遣いありがとうございます！ (2021年7月20日 9時) (レス) id: 1903d8bb4f (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 暑いですね〜…毎日、楽しみに読んでいます!もうすぐ、その３ですね!頑張って下さい!!あの、《４２》がありません。体調には気を付けてね!(´Д⊂ヽ (2021年7月20日 7時) (レス) id: 4385f0a431 (このIDを非表示/違反報告)
雛鳥 - 1番最初から読んでハマりました！とっても面白いです！これからもキャラといっぱい絡みつつ作者さんも最近暑くなってきたので体調に気をつけてください！ (2021年7月20日 7時) (レス) id: 4ab8794890 (このIDを非表示/違反報告)
しらすは釜揚げしか勝たん(プロフ) - チロルさん» コメントありがとうございます！すんごく嬉しいですー！ありがとうございます！これからも見てってください！(b･ω･)b (2021年7月19日 23時) (レス) id: 1903d8bb4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらすは釜揚げしか勝たん | 作成日時：2021年7月12日 22時
