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利吉『初めまして。君がAくんかな。』
｢は、はい！Aと申します！｣
利吉さんはジロジロ私の男装を見る。
そして、
利吉『…父上、ちょっと山田伝子さんになってこの子に声をかけて下さいませんか？』
山田『なにぉう！？なんで私がそんなことしなければならんのだ。』
利吉『この目で確かめたいことがあるんです。』
山田『…ったく、しかたないな』
ササッとどこかへ行った山田先生。すると
伝子『はぁい、伝子よぉ〜♡』
こ、これが噂の伝子さん…！
伝子『あら〜、そこのぼ、う、や♡可愛いわねぇ』
｢ありがとうございます。お嬢さんはとてお綺麗ですね。お嬢さんの美しさには花をも妬いてしまうでしょう｣
…しまった。いつもの癖が出てしまった。
さっき三木ヱ門くんにいちいちそういうのするなと言われたばかりなのに。
伝子『あらやだぁ。お上手ね〜』
伝子さんは恥ずかしそうに袖で顔を隠す。
利吉『…君は、男装をするとそうやって女子を口説くのかい？』
｢以前そう言う日雇いのアルバイトをしてたので…つい｣
利吉『どんなアルバイトだよ…』
｢デートの予行練習の相手役です」
利吉『…まぁいい。父上の伝子さんの女装を見て逃げもせずあそこまで言えるのは大した男装根性だ。』
伝子『利吉、アンタ殴られたいの？…ったく』
そういって伝子さんは元の山田先生に戻った。
山田『しかし、Aくん流石だな。煽て方が上手い。』
利吉『そこなんです。この子、煽て方が上手いんです。最近男装を覚えたくノ一だとこうはいかないでしょう。そこで』
山田先生と話していた利吉さんの視線が私に向く。
利吉『君に、ある女を口説き落として欲しい』
｢……へ？｣
山田『利吉、そんなのお前がいけばいいじゃないか』
利吉『その女相手の条件が厳しくって…』
山田『たとえばどんな』
利吉『まず容姿がいいこと、自分より身長が低いこと、そして、自分より年齢が下なこと。』
山田『変わった女だな。』
利吉『私は歳と身長がその女より上なので対象外なんです。』
私のよく分からないところで話がどんどん進んでいく。
｢私がその女性を口説き落とすのと、利吉さんの任務となんの関係があるのですか？｣
利吉『任務なので詳しくは言えないが、ある城の殿様からその女が惚れた男にだけ渡す秘薬があるという。殿様はその秘薬が目的なようだ。』
｢ちなみに、どんな秘薬なんですか？｣
利吉『……惚れ薬のようだ』
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しらすは釜揚げしか勝たん(プロフ) - さくらさん» コメントありがとうございますー！今回はただの番号振り間違いでしたので間に物語が入ることはなかったです(´∀｀;)ﾎｯ！気づいて下さりありがとうございました！さくらさんも体調にお気を付けて！もうすぐ終わるその2も、これから始まるその3も是非見て下さいー！ (2021年7月20日 9時) (
レス) id: 1903d8bb4f (このIDを非表示/違反報告)
しらすは釜揚げしか勝たん(プロフ) - 雛鳥さん» コメントありがとうございます！面白いって言ってもらえて嬉しくて涙が…！雛鳥さんも体調にお気を付けて！お気遣いありがとうございます！ (2021年7月20日 9時) (レス) id: 1903d8bb4f (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 暑いですね〜…毎日、楽しみに読んでいます!もうすぐ、その３ですね!頑張って下さい!!あの、《４２》がありません。体調には気を付けてね!(´Д⊂ヽ (2021年7月20日 7時) (レス) id: 4385f0a431 (このIDを非表示/違反報告)
雛鳥 - 1番最初から読んでハマりました！とっても面白いです！これからもキャラといっぱい絡みつつ作者さんも最近暑くなってきたので体調に気をつけてください！ (2021年7月20日 7時) (レス) id: 4ab8794890 (このIDを非表示/違反報告)
しらすは釜揚げしか勝たん(プロフ) - チロルさん» コメントありがとうございます！すんごく嬉しいですー！ありがとうございます！これからも見てってください！(b･ω･)b (2021年7月19日 23時) (レス) id: 1903d8bb4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらすは釜揚げしか勝たん | 作成日時：2021年7月12日 22時
