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きり『ごべんなざい…おれが…おれが…っ泣』
嗚咽を漏らしながらきり丸くんが謝っている。
私を抱きしめる力が一層強くなる。少し痛いけど、彼が無事だという何よりの証拠だ。
｢いいの…！大丈夫だから…っ！無事で本当に、本当によかった…っ！｣
きり丸くんにつられて少し涙目になってしまう。私はきり丸くんの顔を見て、涙と鼻水でクシャクシャの顔を、自分が着てる寝巻きの裾で拭う。しかしきり丸くんの涙と鼻水は止まる気配は無い。
｢もう…きり丸くん、そんなに涙出しちゃダメじゃない…涙がもったいない。ドケチ失格だよ？｣
きり『そんなこと言ってるバヤイじゃないでしょ！泣』
｢ごめんごめん…ほら、泣き止んで？私は元気だから｣
きり『勝手に出てくるんです…っ！泣』
(でもあんまり泣いてると過呼吸起こしちゃうからな…)
私はきり丸くんを抱き上げて自分の膝に乗せ、背中を一定の間隔でぽん、ぽんと叩く。
｢きり丸くん、深呼吸しよ？｣
返事のかわりにコクンと頷くきり丸くん。
私が｢吸って〜｣というと、嗚咽しながら空気を口に含んでいる。
｢吐いて〜｣
ふぅーときり丸くんが空気を吐く。何回か繰り返してたらきり丸くんの涙も徐々におさまってきた。
｢よく出来ました｣
と、私はきり丸くんの頭を撫でる、きり丸くんは泣き止んでも私をぎゅっとして離さなかった。
(不謹慎だけど…きり丸くん…かわいいな)
とはいえ、襲われてた時は私が被さってたから何が起きていたか分からなかっただろう。怖がらせてしまった。
｢あの時は怖がらせてごめんね？｣
ぶんぶん！ときり丸くんが首を横に振る。
｢きり丸くん、こっちの向いて｣
きり丸くんの顔が私の胸から離れる。コツン、ときり丸くんのおでこと私のおでこをくっつけた。
｢大丈夫、大丈夫だよ。いなくならないから｣
きり『…Aさん…。助けてくれてありがとう…！』
顔を離し、私は今できる1番の笑顔で『どういたしましてっ！』と答える。
｢また、バイトがあったら、一緒にしてくれるかな？今度は手裏剣とか色々持って行ってさ、私たちで盗賊をけちょんけちょんにしちゃおうよ！｣
その言葉を聞いていた新野先生が優しく微笑んでいた。きり丸くんも
きり『またバイト一緒にしたいです！俺、今度は守れるように手裏剣とかの練習沢山しておきます！』
よかった、いつものきり丸くんに戻った。
｢頼りにしてるよ！きり丸くん！｣
"事務たま2"へ続く。
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ずんだ餅 - うわ、、すこ✨ (2023年3月7日 8時) (
レス) @page50 id: 366c5c0809 (このIDを非表示/違反報告)
しらすは釜揚げしか勝たん(プロフ) - ゆりりんさん» 熱烈な愛の告白ありがとうございます(めっちゃ嬉しい)これからも末永く爆発させていきますのでよろしくお願いします(b･ω･)b (2021年7月23日 19時) (レス) id: 1903d8bb4f (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりん(プロフ) - 好き！(挨拶)他の二次創作が読むものなくなって久し振りに忍たまを見に来たら爆発しました。本気(マジ)で主さんありがとう。 (2021年7月23日 17時) (レス) id: 9679665185 (このIDを非表示/違反報告)
しらすは釜揚げしか勝たん(プロフ) - こころさん» コメントありがとうございます〜！頑張るので末永くよろしくお願いします〜！！ (2021年7月11日 20時) (レス) id: 1903d8bb4f (このIDを非表示/違反報告)
しらすは釜揚げしか勝たん(プロフ) - さくらさん» コメントありがとうございます！すんごく嬉しいです〜!!!繰り返し読んでいただけるとか…最高です…!!!これからも頑張ります！(b･ω･)b (2021年7月11日 20時) (レス) id: 1903d8bb4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらすは釜揚げしか勝たん | 作成日時：2021年7月5日 1時
