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無我夢中で走っていると、廊下の角で誰かとぶつかってしまった。
｢いてて…。す！すいません…！｣
？『…っあぁ、大丈夫だ。』
ぶつかってしまった人の方を向く。
(ほわ…色白い…)
私の前にいた人は、色白く長身で、綺麗な髪の長い緑青色の忍び装束を着ていた。
？『廊下を走ってはいけない。次からは気をつけろよ』
｢は、はい…｣
ぶつかった拍子に尻もちをついた私に手を差し伸べてくれる。
｢ありがとうございます…｣
？『私は立花仙蔵。6年い組だ。何か急ぎの用でもあったのか？』
｢事務たまのAと申します。えっと…。用ではないのですが…｣
立花さんは『？』とした顔をする。
｢4年生の…綾部さんから逃げてきてしまって…｣
立花『綾部から？』
『まぁ、座れ』と、縁側に腰掛ける立花さん。とんとん、と隣を叩く。断る理由もないので隣にお邪魔する。
立花『なにかされたのか？』
優しく聞いてくれる立花さん。からかってる様子もなく、本当に心配してくれている様子だ。
ポツリ、ポツリと先程までの出来事を話した。
立花『はぁー…、綾部のやつ…』
｢綾部さんとお知り合いですか？｣
立花『同じ作法委員会なんだ…綾部には私からも言っておこう』
｢すみません。でも…悪気があった訳ではないのは分かってるのです｣
悪気がある言い方をする人が、私を助けてくれる筈がない。そう、私はお礼も言えず逃げてきてしまったのだ。
立花『Aは優しいな。』
そう言って撫でてくれる。なんだか安心してしまう。ポロポロと涙が出てしまう。
逃げてしまった。お礼も言えずに
｢綾部さんに…失礼なことをしてしまいました…｣
立花『きっと食堂で4年生待ってるぞ、一緒にいくか？』
｢…お願いします…｣
立花さんが立ち上がる。私も立ち上がったが、涙で視界がくすんで見えない。
(今日はよく泣いてしまうな…)
立花『ほら』
立花さんが手を伸ばしてくれる
｢…？｣
持っていた金平糖を1粒おく
立花『違う。そうじゃない。手だ、手』
｢手…？｣
手を差し出すと忍び装束の裾を掴ませてくれた
立花『行くぞ』
と立花さんは歩き始める。おそらく食堂であろう方へ向かう。
立花『着くまでには止めておけよ』
｢…はい。｣
とん、とんと私たちの歩く音と私の鼻をすする音がする。
立花さんは私の歩幅に合わせてゆっくり歩いてくれた。
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ずんだ餅 - うわ、、すこ✨ (2023年3月7日 8時) (
レス) @page50 id: 366c5c0809 (このIDを非表示/違反報告)
しらすは釜揚げしか勝たん(プロフ) - ゆりりんさん» 熱烈な愛の告白ありがとうございます(めっちゃ嬉しい)これからも末永く爆発させていきますのでよろしくお願いします(b･ω･)b (2021年7月23日 19時) (レス) id: 1903d8bb4f (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりん(プロフ) - 好き！(挨拶)他の二次創作が読むものなくなって久し振りに忍たまを見に来たら爆発しました。本気(マジ)で主さんありがとう。 (2021年7月23日 17時) (レス) id: 9679665185 (このIDを非表示/違反報告)
しらすは釜揚げしか勝たん(プロフ) - こころさん» コメントありがとうございます〜！頑張るので末永くよろしくお願いします〜！！ (2021年7月11日 20時) (レス) id: 1903d8bb4f (このIDを非表示/違反報告)
しらすは釜揚げしか勝たん(プロフ) - さくらさん» コメントありがとうございます！すんごく嬉しいです〜!!!繰り返し読んでいただけるとか…最高です…!!!これからも頑張ります！(b･ω･)b (2021年7月11日 20時) (レス) id: 1903d8bb4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらすは釜揚げしか勝たん | 作成日時：2021年7月5日 1時
