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{特別編}旅館宿の一夜事件 コナンside ページ3

松田刑事の言葉に俺達の間に重い空気が流れる。

松田刑事の言う通りこの場にはAさんがいない。
と言うよりも悲鳴を聞き駆け付けたときからまだ一度もAさんの姿を確認出来ていない所か蘭達が起きた時既にAさんの姿は無かったらしい……

蘭が気まずそうに松田刑事達にその事を伝える。

「……という訳でAさんが何処に居るのか全然分からない状況で…」
「………そうか。」

蘭の話を聞いた松田刑事は加えていたタバコから口を離しゆっくりと煙を吐き出し一言。

「決まりだな。」

何と早い決断か。

「いやいやいや、断定するの早すぎでしょ松田刑事」
「確かにこれが殺人事件だった場合この状況で一番怪しいのはこの場に居ない彼女になりますけど」

慌てて俺と安室さんは懐から手錠を取り出す松田刑事を止める。

仮にも命の恩人であるAさんに手錠を掛けようと何処かへ歩き出す松田刑事を2人で必死に止める。

「松田刑事!」

すると松田刑事達の部下の1人がこちらに小走りで駆けてくる。

は!何か真犯人に関する証拠でも見つかったのか!?
よかったっ、これでAさんの無実が証明される!

「どうした。」
「たった今、玄関に仕掛けてある監視カメラの映像を確認したところ被害男性の姿は確認出来ませんでしたが、黒髪の白衣の女性が深夜1時頃外へ出ていく様子が写っていました!かなり怪しいです!」

「確定だな。」(松田)
「疑いようが無いな。」(安室)
「事件解決だね。」(死神)

『ふざけんなお前ら』(真犯人(笑))

「「A/Aさん!!」」

確かな証拠が出て来てしまい満場一致で犯人が確定されようとした時、旅館の入り口の門の方から聴き覚えのある声が聞こえた。

全員が振り返った視線の先には心外だとでも言うようにジト目で此方を睨むランニングウェアに白衣を羽織ったAさんが立っていた。

蘭達が心配そうにAさんに駆け寄る。

「Aさん!何処行ってたんですか!」
「心配してたのよ!」
「何でこんなことしたんだAさん!」
『何もしてねぇし、冤罪も良いとこだよ』

Aさんはタオルで額の汗を拭いながら此方に歩いてくるとチラリと濱田さんの遺体があった場所を見つめ小さく溜息を吐いた。

『ものすごい数のパトカーが登って行くから何事かと急いで戻ってきてみれば…面倒な事になってるみたいだね』

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五条彩香(プロフ) - 作品見ました!更新お願いしますm(_ _)m (2021年6月3日 19時) (レス) id: 387b7f4b11 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか? (2020年4月23日 8時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
淡雪(プロフ) - 続きありますか?すっげぇ気になる…!投稿楽しみにしてます! (2020年4月11日 23時) (レス) id: 9d98627d78 (このIDを非表示/違反報告)
絵理奈(プロフ) - 夢主に手錠かける所かぁ (2020年1月13日 8時) (レス) id: e2382ac4cf (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - とても面白く、読み入ってしまいました笑更新頑張ってください!楽しみにしてます! (2020年1月12日 14時) (レス) id: 324236a98a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミコト | 作成日時:2020年1月8日 8時

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