救済措置を継続せよ【名探偵コナン】

事件解決？ ページ7

「…やっぱりお前か」
「松田刑事Aさんとどういった知り合いなの…？」

眉間を抑えながら此方を睨みつける松田刑事にコナン少年が声を掛ける。

「…前に話した事あんだろ。昔俺と萩原と伊達の命救った可愛げのねぇクソガキがいるって…」
『君、見た目だけではなく口の悪さも7年前から少しも変わってないようだ。7年も経ったんだから少しは見た目共に大人になっていると思っていたが勘違いだったようだね。可哀想に。』
「てめぇこそ、あの時と何一つ変わってねぇじゃねぇか…あいも変わらず可愛くねぇ。」
『変わってないに決まっているだろ。あの時の私は今の私そのもの何だから』
「訳わかんねぇんだよ」
『あと、私は可愛い』
「うるせぇ」

「え！マジかAさん、あの話に聞いてた人ってAさんの事だったのかよ！？」

コナン少年松田刑事達から私の話聞いてたのか。なのに私だって気づいていないって…
どんな伝わり方してたんだ。(多分ろくな伝わり方してない)

『というか、さっさと事件の調査した方がいいんじゃないの？』

他の刑事や博士達が置いてけぼり状態だ。
今回の事件はそこまで難しくはないだろ、
もう帰りたい。
私の言葉に松田刑事は小さく舌打ちをした後立ち上がった。

「てめぇにはまだ、聞きたい事が山ほどあるんだよ。大人しく待ってろ…」
『はい。』

戻りぎわに物凄い目つきで睨まれ素直に返事をする。
警察の目じゃないだろ、あれ。怖い。
ーーーー
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色々あったが、結局事件の犯人は公園の整備をしていた男性の仕業だった。オーナーの婚約者は犯人の元カノらしくオーナーに奪われる形で別れた事にかなりの恨みを持っていたようだ。
別の場所でオーナーを眠らせ首を締め息の根を止めた後展望台の木に吊るしたそうだが焦りから犯行が雑になってしまったようだ。
男は悔しそうに拳を握っている。

「あいつが…悪いんだ…」

『ドロドロだなぁ。愛憎渦巻くサスペンス…』
「不謹慎ですよ」
『ごめんなさい』

現在、私は沖矢さんと隣立って少し離れた場所から犯人の様子を眺めている。
推理お疲れ赤井さん。

「俺は、俺は悪くない…」

犯人は下を向きブツブツと何かを喋っている。
犯人を松田刑事が拘束しようと犯人に手を伸ばした、瞬間

「俺は！悪くない！！」
「「！？」」

犯人は、松田刑事を振り切り此方に走ってきた。

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