思わぬ事実 降谷side ページ24
Aさんの発言に一瞬、息が止まった気がした。
……今、彼女はなんて言ったんだ？
フィリス？まさかあのフィリスか？
Aさんは俺達が何故驚いた顔をしているのか分からず首を傾げている。
言葉を詰まらせた俺の代わりにコナン君が尋ねる。
「…Aさん、フィリス、って？」
コナン君が慎重にAさんに問いかける。
俺はAさんの様子を凝視する。どうなんだ…？
Aさんはコナン君の問いかけに真顔で数秒固まった後、
『……あ、やべ、』
え、今Aさん『やべ、』って言ったか？
！！嘘だろ？本当に？まさかあの時フィリスを呼んだ声は……！
「やべ、って！もしかして景光さんを助けたのもAさんだったのか！？」
「いやそれよりも、もしそうだとしたらAさん僕の正体知ってたって事ですか！？」
ずっと知っていて今まで黙っていたって事か？
第一どこでそれを知ったんだ？
どこまで知っているんだ？
Aさんは思わず口を滑らせてしまった事に苦虫を噛み潰したような表情を見せる。
『まさかこの私がボロを出すとは…』
「ていう事は、やっぱり」
Aさんは言い訳出来ないと観念したのか一つため息をついた後口を開いた。
『そうだよ、あの時フィリスを仕向けてスコッチの自決を止めたのは私。』
「！」
その名前も知っているのか…
本当に、彼女は一体
『事情聴取までまだ少し時間がある、私の車に行こう、会わせてあげるよ』
そう言うとAさんは席を立ち駐車場の方へと歩き出すその後を俺とコナン君も続いて追いかけた。
ーーー
ーー
「キュイッ！」
「っ！フィリス」
「マジで居る…」
Aさんの車に着くと車の中からつい最近、再会したばかりの恩人の姿を捉えた。
Aさんは車の鍵を開けると扉を開けフィリスを抱き上げ俺に手渡す。
俺はフィリスを落とさないように優しく受け取るとその背を撫でながらAさんを見つめる。
「君は、どこまで知ってるんだ…？」
『…君が公安警察でバーボンだって事は知ってるよ。初めてあった時からね、』
バツが悪そうに顔を反らしながら俺の質問に答えるAさんは何故？そう俺が質問をしようとする前にコナン君に声を掛けた。
『っ、コナン少年は何故フィリスの事を知っていたんだ？会ったことないだろう？』
「え、あぁ。この前フィリスがポアロに来たんだよ。」
『は！？』
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秋海(プロフ) - すごく面白いです！気になったのですが、31ページ夢主の名前が固定になってます… (2022年8月7日 14時) (
レス) @page31 id: b3f98e64b1 (このIDを非表示/違反報告)
なな - ページ32を読んでて思ったんですが、これって、名前固定ですか？ (2020年1月20日 11時) (レス) id: 185446ca5a (このIDを非表示/違反報告)
ミコト(プロフ) - 凛さん» 長らく返信できず本当に申し訳ございません。 まさか夢主ちゃんの絵を描いて頂けるなんてっ……！！本当にありがとうございます！しかも、しかもっ！紺色ワンピに白衣！凄く素敵で愛らしい絵を有難う御座います！地道に頑張るので是非これからもよろしくお願いします！ (2020年1月8日 0時) (レス) id: 300bfc7802 (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - ミコトさん、初めまして。いつも読ませて頂いております。突然ですが、この小説の夢主ちゃんを書いてみました。IMELOGにて投稿しているので、宜しければ、#救済措置を実行せよ #名探偵コナン #夢主 で検索して見ていただけると幸いです。いつも応援してます。 (2019年4月28日 18時) (レス) id: 0f5c65d312 (このIDを非表示/違反報告)
よる - 凄く読めて、読んだなぁって久々に実感した！面白かったです！！更新q(*･ω･*)pﾌｧｲﾄ! (2019年4月20日 1時) (レス) id: 0f45599fe0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミコト | 作成日時：2019年1月17日 1時
