もう一人の出会い コナンside ページ10
繋がれていた手を無理やり振りほどき、両手で話を続けようとするAさんの口を塞ぐ。
やばい、全然無害なんかじゃない！！有害すぎるぞこの人！？
『ファッフッ！ぷはっ！ちょっと！コナン少年流石に鼻まで押さえたら息できない！』
「あっ、ごめん」
慌てて手を外すと、Aさんはゆっくりと深呼吸して呼吸を整える。その間に、こちらも動揺を押さえ込み真っ直ぐにAさんを見つめる。
「……ねぇ」
『ん？』
「Aさんって、何者なの？」
『む』
「普通の人は脈で人の真意を見抜いたりしないし、Aさんまるではじめに会った時から僕のことを知ってるみたいだった。Aさんは、何者で一体何を知ってるの？」
そう、俺があの時この人を凝視していたもう１つの理由、目が合った瞬間、僅かに俺を見て目を見開いたのを見逃さなかったのだ。
『何者か…私が私をただの一般人だと言ったところで君は納得しないだろう？』
「…え？」
……何を言っているんだ？
『何者か、それを決めるのは本人ではなく第三者が決めることだと私は思うよ。』
自論だけどね、とAさんは付け加えると横目に俺を見つめてくる。
『私が自分で自分の正体を決めたところで第三者がそれを納得しなければその姿は偽りということになる。だから私が何者かは君が決めればいい。君が私を敵だと言うなら私は敵になる。味方だと言ってくれるなら味方になるよ？』
『君は私を何者にしてくれる？』
そう言ってAさんは楽しそうに黄金色に輝く瞳を細めて見つめてくる。
楽しそうにそれでいて鋭く観察するような瞳に緊張感が走る。先程までと少し雰囲気の変わったAさんに軽く息を飲んだ、その時、
「梓さん！すみません遅くなりました！」
耳に入ってきた爽やかな男性の声、今俺の中で最大の問題となっている人物の声。俺とAさんは弾かれたようにその声のする方に目を向けた。
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ミコト(プロフ) - 1412さん» ……確かにっ(衝撃)ご指摘有難うございます！修正しておきます！！ (2020年1月9日 22時) (
レス) id: 9d332e4a56 (このIDを非表示/違反報告)
1412 - 思ったんですが、夢主さんが自販機でジュースを買っている話があったんですけど自販機に万札は入りませんよ？お話事態はとても面白かったです！！ (2020年1月9日 21時) (レス) id: 927162caee (このIDを非表示/違反報告)
ミコト(プロフ) - ありがとうございます！頑張ります！ (2019年1月17日 1時) (レス) id: 442cac4e68 (このIDを非表示/違反報告)
なぎ(プロフ) - 凄く面白いです！ 続き楽しみにしてます！ (2019年1月17日 1時) (レス) id: a63d8a48ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミコト | 作成日時：2018年12月20日 23時
