出会いinポアロ ページ8
カランッ
ポアロに着き、扉の鈴の音を耳に捉えながら店内を見渡す。
厨房からは「いらっしゃいませ！」と可愛らしい声が聞こえる。
ふむ、店の店員は現在、榎本 梓だけのようで、安室 透は居ないようだ。残念。
だが、もう1人お目当ての少年がカウンター席でアイスコーヒーを片手にこちらを凝視している姿を視界に捉えた。
言うまでもない、この世界の主人公、江戸川 コナン少年だ。
まだ特に、こちらからこれといったアクションは起こしていないが、少年は瞬きもせずまっすぐこちらを凝視している。
何故だ？(本日のコーデ濃紺ワンピ、黒のパンプス……白衣)←
『………。』(ガタッ
「えっ」
私は、少年のすぐ隣の席に腰掛け少年の空いている方の手をむぎゅっと握った。、突然の行動に少年は目を丸くして軽く声を出した。
「えっ、あ、あの…お姉さん？」
『はじめまして。挨拶の基本は握手からだろう？
私の名前は、倉科A。まぁ、気軽にAちゃんと呼んでね。ところで、君の名前は？』
「うぇ！？あっ、ええっと…江戸川コナン…だよ？」
『ふむ、コナン少年か。面白い名前だね。よろしく。 それで？先程から私の事を興味深そうに見ていたが、何か質問でもあるのかな？』
突然の握手からの自己紹介に呆気にとられたようでしばらく困惑したようにこちらを見つめながら私の質問にコナン少年は答えた。
「いやっ、何で白衣を着てるのかなぁって思って見ていただけだよ…。」
『個人的趣味だよ。』
「えっ」
『ふむ、人間は皆十人十色だからね。世の中いろんな人がいるんだよ。その個性を受け入れていく事で人間は日々進化していくんだ。何か変な格好をしている人がいるからといって、いちいち気にしていたら疲れちゃうよ？物事もっと楽観的に捉えたほうがいいよ。子供なんだから。』
「別にお姉さんを否定する意味で言ったわけではないんだけど…っていうかいまナチュラルに自分の格好が変だって認めたよね？」
『真面目な人よりも変人の人の方が、時にすごい事を成し遂げるもんなんだよ。』
「論点ずれてるし、もしかしてそれは言い訳なの？」
『人の揚げ足ばかりとるなよ…嫌われるよ？あとAちゃんと呼んでと言ってるでしょ。』
「っていうかそろそろ手を離して欲しいんだけど、いつまで握っているの？」
『なんか急に冷めたなコナン少年』
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ミコト(プロフ) - 1412さん» ……確かにっ(衝撃)ご指摘有難うございます！修正しておきます！！ (2020年1月9日 22時) (
レス) id: 9d332e4a56 (このIDを非表示/違反報告)
1412 - 思ったんですが、夢主さんが自販機でジュースを買っている話があったんですけど自販機に万札は入りませんよ？お話事態はとても面白かったです！！ (2020年1月9日 21時) (レス) id: 927162caee (このIDを非表示/違反報告)
ミコト(プロフ) - ありがとうございます！頑張ります！ (2019年1月17日 1時) (レス) id: 442cac4e68 (このIDを非表示/違反報告)
なぎ(プロフ) - 凄く面白いです！ 続き楽しみにしてます！ (2019年1月17日 1時) (レス) id: a63d8a48ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミコト | 作成日時：2018年12月20日 23時
