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子供の不思議 ページ47

あの後私は何となく居づらくなってしまって、昔話をし終えた後早々に場を切り上げポアロを出た。
今は、少年探偵団が向かったであろう公園を目指して歩いている。

昔の事を誰かに話したのは初めてだ。
話す相手が居なかったから仕方ないけど。

「あ!Aお姉さんだぁ!」
「姉ちゃんも四つ葉のクローバー探しに来たのか?」
「全然見つかりませーん!」

公園に着くと歩美ちゃん、元太くん、光彦くんが画壇の側からこちらに気づき声をかけてくる。
コナン少年と哀ちゃんはその様子をベンチに座って見守っていた。

保護者かよ。

『まだ探してたの?それだけ探してないなら此処には無いのかも、また、昼から場所を変えて探してみなよ?』
「えー…」
「でも早く見つけてぇんだよ!」
「1つだけでもいいから早く見つけたいんです!」
『…まだ今日はたくさん時間があるだろ?』
「まあ、後もう少しだけ探して見つからなければ他を探してみるわ」
「……。」

哀ちゃんが珍しくやる気だ。意外だな。
ベンチに座ってるけど。
それにひきかえ3人は以前黙々と四つ葉探しを続けている。服は先程よりも汚れ、顔にも泥が付いてしまっている…
たかがオモチャに何でそこまで…?
3人の様子をぼうっと見つめる私を哀ちゃんが座るその隣で、コナン少年は何故か黙って私を見つめてくる。
?なんだ?

『まぁ、いいや。なら頑張るみんなの為に、何か飲み物でも買ってこようか。』
「!本当か!?」
「Aお姉さんありがとう!」
「これでまだまだ頑張れますよ!」
『……。』

3人に手を振りつつ公園を抜け、少し先にある自販機へ向かう。
千円札を財布から何枚か適当に取り出し自販機に入れる。
…子供って何を飲むんだ?
子供と触れ合う機会など今まで一度もなかった為子供の好きな飲み物などよく分からない。
フルーツ?炭酸?コナン少年がよく飲んでるけどコーヒーはないな。ないない。


『……。たかが雑草だろ。』

…何故ただの雑草1つにあそこまで必死になれるんだ?もし見つかったって願いが叶う保証など何一つ無いのに。
なのに、なぜ…あんなに、

「Aさんっ」
『!…コナン少年、どうしたの?』
「ちょっとAさんに聞きたいことがあって…」

何故か後を追ってきたコナン少年はそう言うと真っ直ぐ私を見つめる。

聞きたい事?

「Aさんって、子供嫌いなの?」
『!』

心情 コナンside→←天才少女の昔話



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ミコト(プロフ) - 1412さん» ……確かにっ(衝撃)ご指摘有難うございます!修正しておきます!! (2020年1月9日 22時) (レス) id: 9d332e4a56 (このIDを非表示/違反報告)
1412 - 思ったんですが、夢主さんが自販機でジュースを買っている話があったんですけど自販機に万札は入りませんよ?お話事態はとても面白かったです!! (2020年1月9日 21時) (レス) id: 927162caee (このIDを非表示/違反報告)
ミコト(プロフ) - ありがとうございます!頑張ります! (2019年1月17日 1時) (レス) id: 442cac4e68 (このIDを非表示/違反報告)
なぎ(プロフ) - 凄く面白いです! 続き楽しみにしてます! (2019年1月17日 1時) (レス) id: a63d8a48ea (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミコト | 作成日時:2018年12月20日 23時

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