救済措置を実行せよ【名探偵コナン】

迫り来る次の問題 ページ38

無事、松田陣平の救済が終わり元の時間に戻って来た私は現在、達成感に包まれていた。

やっぱり私は天才だな。
何をやらしても完璧だ！(自画自賛)

え？サクッと救済して見せるって言った割にギリギリだったじゃねーかって？
それは、な？ほら、あれだよ、あれ、
フラグって奴だよ。(言い訳)

何はともあれ、向こうの時間で言えば恐らく松田陣平達が病院に到着し爆弾を発見している所だろう。
まぁ、爆弾は私が綺麗に分解しておいてあげたので無駄足になったんじゃ無いのかな？
前に私をクソガキ呼ばわりした仕返しだ(可愛くねぇ)

「ニャア」
『む、あーみん！起きていたのかい？どうしたの？』
「ミャア？」
『ふふ、今2人目の救済を終えて帰ってきたところだよ。ただいま。』

上機嫌な私を見つけたあーみんが不思議そうにこちらに歩いてくる。
私はそんなあーみんを抱き上げソファに座りその横にあーみんを優しく下ろす。

『救済措置は非常に順調だよ。』
「ニャァ、ニャアウ」
『心配しないで、君を助けた時と同じ様に全員私が助けて見せるよ』
「ニャア」
『ふふふっ、』
「キュイッ！」
『フィリス、ただいま』

私とあーみんを見つけたフィリスもこちらに駆け寄り私の膝に飛び乗る。
そんなフィリスの背を撫でる。
フィリスは気持ち良さそうに目を細める。
あーみんは私の横で小さく欠伸をする
そうして部屋に訪れた穏やかな時間を満喫していると、不意にスマホが鳴り響いた、メールの様だ。
あーみんとフィリスがピクリと反応する。

誰だ、あーみんとフィリスとの癒しのひと時を邪魔する輩は(怒)
そう思いつつスマホの画面を開きメールを確認する。

『コナン少年からか、』

事情聴取の後別れる直前連絡を交換したコナン少年からだった。メールの内容に目を通す。

｛明日、話をしたいから夕方の4時頃、俺達の学校が終わった後、灰原の住んでる家、阿笠邸に来て欲しい。｝

『………。』

早すぎんだろ。
どんだけ知りたがりなんだ。

昨日は誘拐事件に奮闘し、今日は松田陣平の救済に尽力した。
そして明日は、コナン少年との楽しい放課後ティータイムってか？
勘弁して欲しい。(若干やさぐれモード)

そう思いながらもメールでは、

｛明日の夕方4時頃阿笠邸だね？分かったよ。｝

とだけ送った。
その後小さくため息をつく。

…まぁ、話を聞くのは早いに越したことはないか。

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