救済措置を実行せよ【名探偵コナン】

2人目の救済 ページ33

事情聴取も終わり怒涛の1日が過ぎた次の日、私はいよいよ2人目の救済、松田陣平の救済へと乗り出す事になった。

少年探偵団達との誘拐騒動やら、コナン少年と哀ちゃんの正体の確認。

もちろん体は休まっておりません。
ボロボロです。
しかし、一度決めた事を投げ出すような事はしません！(熱弁)

それに、萩原研二の救済の時に比べれば、今回はそこまで手をこまねく事もないだろう。

作戦としては、米花中央病院に行って爆弾を見つけ、松田陣平がゴンドラに乗る前に警察に通報するという至ってシンプルな作戦だ

萩原研二の救済時、2人とは顔を合わせてしまっている為もし、彼らに見つかった場合捕まり根掘り葉掘り聞かれる事になるだろう。
気をつけなければ、

今回の作戦の注意点としては、
2人と接触しない事。

松田陣平が悪魔の囁きに乗る前に爆弾の在り処を知らせる事。

これくらいだ。

しかし米花中央病院で爆弾を発見し、通報したとしてもその連絡が松田陣平の元に届くのが遅れてしまえば、意味がない。
タイミングが大事だ。

『…よし、行くか』

タイムマシンを起動させる。
3年前の11月7日、
準備は万端(体調は微妙)

皆さん見ててください？
私がサクッと救済してみせますから。
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スマホで日にちを確認し、3年前の11月7日で間違いない事を確かめる。

イヤホンをつけてスマホの画面から聞こえてくるテレビのニュースに耳を傾けながら米花中央病院への道を急ぐ

遊園地のゴンドラに爆弾が取り付けられているなんて大事件、ニュースに上がらない訳がない、今回は向こうの状況を常に確認しながら行動する必要がある。

米花中央病院に到着し中に入る。爆弾が仕掛けられているとも知らない病院の中では多くの患者や看護師達が行き来している。変に怪しまれないよう素早くロビーを抜け階段を上る。
イヤホンから聞こえるニュースでは、爆弾についてのニュースが流れ始めている。
松田陣平が現場に到着するのも時間の問題だ。
急がないと…

病院において犯人が爆弾を仕掛けるとすれば何処だろう？
1人でも多くの被害が出る場所を狙うはずだ。だからといって人の集まる場所に仕掛けてもすぐに見つかってしまう。
人の通行が少なく、それでいて甚大な被害を出せる場所…


『…あそこの可能性が高いな』

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