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救護室にやっとの事で着き、
そのままベッドに水神矢くんを運んだ。
痛そうな表情を浮かべている水神矢くんを見て
急いで氷や冷却スプレー、テーピングを用意した。
音無「…Aさん！」
『春奈ちゃんはみんなの所に戻ってて！』
音無「え…でも…」
『大丈夫。
私が、何とかするから…
安心して…！ね…？』
音無「…ええ…！
何かあったらすぐに電話してね？！」
『ありがとう…！』
春奈ちゃんは心配そうに見つめながらも
「お願いします！」と言い残して救護室を出ていった。
そして、私は急いで応急措置を行った。
＿＿＿＿＿＿＿＿
『よし…これで…』
やっとの事で
応急措置を終えて、私はベッドの横にあった丸椅子に腰をおろした。
冷却スプレーなどを使って捻挫している部分を冷やし、そしてテーピングで固定をしてだいぶ水神矢くんの表情も和らいでいった。
これで早く治ってくれたらいいんだけれど…
『……水神矢くん…』
息を立てながら静かに眠る水神矢くんの頬をゆっくりと自分の左手で撫でる。
水神矢くんを見てるだけで
こんなにドキドキする。
笑った顔が見たい。
水神矢くんの……優しい表情…
何もかも大好きなのに…
こんな形で、
一緒にいるの…辛くて辛くて
＿＿＿＿たまらないよ…
お願い。
水神矢くん。
私に全部教えてよ？
貴方の今の気持ちを……。
私、やっぱり分からないよ…
水神矢くんの考えている事…。
水神矢くんの頬から手を離して、
ゆっくりと水神矢くんの手と私の手を重ねる。
私よりも大きくて包み込んでくれる優しい手。
この手が大好き。
何もかも大好き。
『水神矢くん……
大好きだよ…っ』
静かな部屋でポソッとそう呟いた声は
そのまま消えてなくなってしまいそうだった。
それでも私は
水神矢くんのことが好きで好きでたまらない。
ねぇ、
私に教えてよ？
＿＿＿＿＿＿＿＿ぎゅっ
その瞬間、
重ねていた手と手に力が入ってくるのが分かった。
ゆっくりと顔を上げて横を見てみると、
両目でこちらを見つめている水神矢くんが映っていた。
今日、初めて目が合った。
それだけで
私の胸はドキドキしていたのだった。
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白兎明日香 - 心臓が爆発しそうです！！！ (2020年7月28日 13時) (
レス) id: 1187c497c3 (このIDを非表示/違反報告)
明日香 - 水神矢神彼氏...！私の推しキャラ灰崎君だったけど水神矢君も悪くないかも...私の推しキャラをも変えてしまうこの作品凄いと思います^^これからも更新頑張って下さい！ (2018年7月15日 23時) (レス) id: cb7b132aff (このIDを非表示/違反報告)
楓 - 水神矢君かっこよすぎます！！星章大好きなので嬉しいです♪更新頑張ってください！！見てるこっちもヤバいです....笑キュン死しそうです.... (2018年7月15日 18時) (レス) id: 27a49d6dbb (このIDを非表示/違反報告)
実奈 - 続きめちゃくちゃ気になります~ (2018年7月11日 18時) (レス) id: 49238423c9 (このIDを非表示/違反報告)
れ・ω・るりり - 水神矢くんったら大胆★ (2018年7月4日 20時) (レス) id: ea485f4be1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいにゃん | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=reinyan0221
作成日時：2018年6月24日 9時
